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2015年8月29日 (土)

早期退職の損得勘定について

Ab114 早期退職の損得勘定について記事があった。再雇用制度で65歳まで働ける会社を55歳で早期退職優遇制度を使って辞めたとする。退職後、10年分の給与・賞与はゼロになる。そして、公的年金の減額、年金保険料や健康保険料も、扶養家族分も含めて自前となる。このマイナスの総額を、老後資金とは別口で用意できるのなら、早期退職に踏み切れるという。割り増退職金を考慮しても何千万円かの赤字になる。それが50歳代の5年間の自由になる値段だ。そういう愚生も、55歳で早期退職優遇制度に応募して退職した。退職するにあたり、一抹の不安はあった。ただ、高位な役職についた先輩たちが、会社にしがみ付き惨めな晩年を過ごしていたことも目にしてきた。最盛期だった頃に、口にしていたことと真逆な生きざまには失望した。転職すれば、過去のしがらみはふっ切れるというが、そうでもないようだ。60歳を過ぎて、現場の仕事に就いて、これほどまでに働くとは思わなかったと愚痴る友人もいる。会社にしがみ付き、それを納得するため、自らの価値観を作り直し、それを他人に愚痴る者もいる。中には、生き生きと新しい職場で、自分の希望の職種で働く学友もいる。十人十色だが、楽しく働ける人は、過去の辛かった時との比較であってごく稀だ。古代ギリシアのアリストテレスは、「奴隷は言葉を喋る道具であり、牛馬と同様に人間に貢献する」と言った。イギリスでは、上流階層にはノブレス・オブリージュ(上位者は多くの義務を負わねばならない)の考えが浸透している。現代アメリカでもウォーレン・バフェットやビル・ゲイツなどの裕福な著名人は、大規模な寄付やボランティア活動を行う。日本のサラリーマン社長や高級官僚の面々にはいない。社長であっても資本家ではなく、従業員出の人物だから、ノブレス・オブリージュの資質などもない。そして、資本家でもない彼らは、会社を離れれば、金も肩書きもなく寂しい限りだ。そう考えると、自由に生きる人生を作り出すには、55歳でも遅いくらいだ。愚生は、人生はお金の損得より、生き方の美学が勝ると思う。愚痴る友人に、会社を辞めれば全て問題は解決をすると助言するが、誰も耳を傾けてくれない。

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