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2015年8月 7日 (金)

校長は自らけじめをつけるべきだ。

0025116ac703130552ec5d 岩手県矢巾町のJR矢幅駅で中学2年の村松亮君が列車にひかれ死亡した。この事故で、村松君がいじめ被害をほのめかす内容をノートに記述していたことから、自殺したとみられる。担任の田口千賀子教諭(40代)に提出していた「生活記録ノート」で、いじめの苦しみや自殺をほのめかす内容が随所につづられていた。その内容は、担任の先生に助けを求めるものだった。村松亮君の父親が、最も衝撃を受けたのは、村松君が亡くなる6日前の6月29日に書かれた内容の中に、「ボクがいつ消えるかはわかりません。ですが、先生からたくさん希望をもらいました。感 謝しています。もうすこしがんばってみます。ただ、もう市(死)ぬ場所はきまってるんですけどね。まあいいか」と遺書ともとれる深刻な内容があった。7月1、2日は、秋田県仙北市で予定されていた1泊2日の宿泊研修の直前だ。担任の女性教諭は「明日からの研修たのしみましょうね」と記しただけだった。愚生が思うに、今回の矢巾町で起きた自殺事件は、いじめ側が、叩いたり、殴ったりすることは犯罪だということだ。犯罪行為を、学校内で咎めず放置した結果が、自殺を招いた。学校責任を問えば、やはり鈴木美成校長だ。しかし、この校長のマスメディアとの受け答えを見ていると、事件が起きた学校長という自覚の欠片も見えない。担任の田口教諭が、校長に報告しなかったのは、校長に言っても何の助けにもならないと思ったからだろう。一方、岩手県矢巾町の教育委員会も、鈴木校長と同様に、形だけの組織だったのではないだろうか。そう考えると、担任の田口千賀子教諭も気の毒に思うが、上司(校長)がどう判断しようが、事実報告をして記録として残すべきだった。田舎の学校だろうから、殴ったり、叩いたりしている不良連中は、すぐに見つかるはずだ。毅然とした態度で、刑事事件として警察に届けるべきだった。中学生と言え、人の命を殺める行為の原因を作ったことに対する責任はある。そして、校長は勤め人として自ら退職を選択して、けじめをつけるべきだ。

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