中国政府の経済指標など対日史観と同様
中国人民銀行は、元売りの為替予約を減らすために、元売り・外貨買いの為替予約を結ぶ場合、銀行が金額の20%を担保金として預ける規制を設けた。中国国家外貨管理局によれば、7月末時点で外貨準備は3兆6513億ドルで、人民銀の外貨建て資産は4兆1400億ドルだ。中央銀行の保有する外貨建て資産と外貨準備に5000億ドル近い開きがある。これは、 資産の含み損だといわれる。海外への資金の流出で、中国の対外純資産は14年6月末の1兆9921億ドルから15年3月末時点の1兆4038億ドルへと30%も減少した。一般的に、経常収支が黒字なら、対外純資産が減少することはない。1日の米株式市場でダウ工業株30種平均は、前日比469ドル68セント(2.8%)安の1万6058ドル35セントとなった。中国国家統計局と中国物流購入連合会が発表した8月の製造業購買担当者景気指数は3年ぶりの低い水準となった。中国景気への警戒感が世界市場を覆い、米市場でも株式売りが加速したとのコメントが付く。確かに、中国政府の経済指標など対日史観と同様で、捏造も甚だしい。昨日は、日本と中国の株式相場に加え、ドイツ株式指数も大幅安となり世界同時株安の再現だ。毎日、市場のボラティリティ(volatility)が大きいと、愚生のような貧乏人でも疲れてしまう。過去に、石油ショック、不動産バブル、ITバブル、リーマンショックと数々の経済状況下で生きてきた。勤め人をしていた頃は、会社の売上高や損益で身近にくみ取れた。細かい話では、コピーの削減、接待費の削減、タクシー使用禁止、出張の禁止、構造改革、希望退職、指名解雇と、ひしひしと感じた。退役して年金暮らしになると、公務員同様で全く世間の厳しさが伝わってこない。しかし、そうだからと言って、世界経済が日々大きく変わるとも思えない。愚生が思うに、投機筋のヘッジファンドが、利ザヤを稼ぐために世界市場を揺す振っているに違いない。
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