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2015年9月20日 (日)

大学出に名捕手はいない?

I0005 ソフトバンクは、2年連続17度目のパ・リーグ優勝を917日決めた。これは、1964年南海の919日を抜き、リーグ史上最速での優勝だ。南海ホークスという名前は、若い人には、聞き覚えがないだろう。年配でも、巨人・大鵬・卵焼き時代の人は、人気のなかったパ・リーグ球団など知らないかもしれない。ただ、南海ホークスで4番キャッチャーだった野村克也(南海・ヤクルト・阪神・楽天監督)は知っているだろう。その野村監督と阪神の江本孟紀(南海・阪神・参議員)との対談が載っていた。両人とも常人から比べると性格は変わっている。野村と江本の出会いは、江本が東映フライヤーズ(現、日本ハム)の若手で芽が出なかったころ、南海の監督兼捕手だった野村がトレードで獲得して育てた。江本は、昭和48年の南海が最後に優勝した時の優勝投手だ。その後、江夏とのトレードで阪神に移籍した。話は前後するが、その南海ホークス時代のバッテリー・野村と江本が捕手の重要性について対談した。野村曰く「大学出に名捕手はいない」という。勿論、野村は高卒だ。理由は、「ピッチャーとキャッチャーは高校を出てすぐプロに行くべき。18歳から22歳は一番大切な時期。基礎知識をどんどん吸収して、野球が分かってくる。この時期にアマの指導者から、結果論で間違った指導をされるとダメになる。キャッチャーを育てるには結果にはしばらく目をつぶり、根気強く基礎・基本を教えるしかない」という。そして、巨人の阿部慎之助(中大)のことも、迷捕手だと扱き下ろす。二人とも、口が災いで球団を追われた共通点があるから、対談の信憑性などない。ただ、息子の野村克則(明大捕手)も大卒で大成しなかったことは事実だ。子煩悩で親バカなのだろう。ヤクルトの監督時代に、克則をドラフトで指名し、阪神、楽天と移籍するたび息子を呼び寄せた。親父がいなかったら、克則のプロ野球人生はなかったかもしれない。ところで、この江本孟紀は、法大というが単位を取っていないため卒業はしていない。野村監督の眼鏡にかなう立派な高卒選手だ。

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コメント

こんにちは。エモヤンの件はジョークで書かれたのでしょうけど、中退すると「大学卒」にはなりませんが、「大学出」であることには変わりありません。

ノムさんが「大学出」としたのは、野球部を含む体育会の人間は試合・練習との兼ね合いでの出席の問題及び学力不足等の理由で大学野球部は全うできても、単位未取得のままとなる人が多いためでしょう。野球界は(特に昔は)高校からプロ入りした選手にすら中退が少なくないため、○○高出、○大出 と記すことが通例になっています。

(卒業・中退問わず)捕手は4年間大学のレベルの低い指導者の下で(ノムさん的には)無為に過ごすのではなく、可能ならすぐにプロ入りしろというのがノムさんの持論です。

投稿: | 2015年9月21日 (月) 11時51分

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