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2015年10月 4日 (日)

相手の気持ちに沿うことは重要

30168 世の中に、計画性のない人はいる。会社であれば、そういう類のひとは、重要な仕事から締め出される。利害関係のないひとであれば、付き合わなければよい。しかし、身内となれば知らないと言うわけにはいかない。おまけに、自らの非常識を流儀と言って開き直る様をみるとがっかりする。お見舞いをするにしても、先方の都合を聞いて行かなければ迷惑な話だ。事前通知もなしに、入浴中にお見舞いと称して訪問された方は大きな迷惑だ。年老いた母に、そのような計画性のない訪問は、自分はすっきりするが、相手は大きな迷惑になると諭した。しかし、諭されたことが不満だったらしく、愚生に機関銃のように罵詈雑言を浴びせる。先日、寂しいだろうと新幹線を使って日帰りで会いに行ったことが空しく感じる。毎週、電話で声をかけても、静寂を乱されたと言われては立つ瀬がない。昔から、お嬢様育ちで、人に対する遠慮や配慮もなく、危なっかしい母の姿を見てきた。その母を、懸命に守ってきた親父が死んだ後は、ずいぶんと辛いこともあっただろう。いずれにせよ、訪問を受けた方はリップサービスはするだろうが、本心は迷惑千万に違いない。「小さな親切大きなお世話」というが、相手の気持ちに沿うことは重要だ。悪態を放った後、母は悔恨の気持ちだろう。そう思うと暗い気持ちになると呟くと、妻は義母(舅)は反省などしないから、そんな心配は無用だという。日本の核家族化が進んだ理由がわかる気がした。

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