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2015年10月12日 (月)

企業間競争は戦争そのものだ

As20141014005023_comm 2015年ノーベル賞受賞者は、山梨大学、埼玉大学という地方中堅国立大卒だ。2014年の受賞者、青色LEDの中村修二氏も徳島大学出身だった。いずれも学部時代を、地方国立大学で学んでいる。一方、東大卒が多い民間企業でも、日立社長に徳島大卒の東原氏、富士通社長には東京理科大卒の田中氏が就いた。昔のように大学進学率が低い時代と違い、東京・神奈川・京都・兵庫では進学率が60%以上、関東地方や北陸地方などでも50~60%にもなる。大学学位が義務教育のように一般化された昨今、これからも旧帝大以外の傑出した人材が増えるだろう。日本学術会議の大西隆会長は、受験勉強での優秀さと、研究者としての優秀さは違う。そして、18歳の学力試験で一生が決まるような世界はないという。愚生もF社の勤め人時代、末席ながら勤務評価の評議員を務めていた。愚生の職場は個人能力に依存しやすい開発部門だった。そういう部署であっても、記憶力に依存し解のある大学受験と企業での遂行能力は別物だと思った。先が確実に見える顕在化された市場は、参入企業も多く、価格競争も激しいため利益率が低い。要するに解がある市場は儲からない。儲かる市場とは、潜在市場が顕在化され、先行者利益が得られる場合だ。その潜在市場をみつけるには、傑出した創造性や粘り強く諦めない根気も必要だ。これは、記憶力中心の短距離競争と違い、長い人生そのものでの継続した実践だ。お天道様があたる時期もあれば、肌寒い日もある。そして、企業間競争は、鉄砲を持たないが戦争そのものだ。権謀術数が渦巻く弱肉強食の世界だ。問われる能力は、職場にもよるが多岐にわたる。特に、部下を率いての戦いなら、前線から逃げない強靭な精神もリーダーに求められる。大西会長のいうように、求められる能力が、18歳の一度の試験で判るはずはない。当時F社では、大学名、年齢など評価対象にならない情報は、全て部下の個人情報からは除外されていた。ノーベル賞受賞者が地方国立大卒が多くなったことは、驚くことでもないだろう。駅弁大学などと揶揄した大宅 壮一は、墓の下でどんな思いだろうか?

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