森英介元法相、別名「死に神」が憲法改正推進本部長とは!
自民党は、船田元憲法改正推進本部長を更迭し、後任に森英介元法相を充てる人事を決定した。衆院憲法審査会で、船田氏が選考した憲法学者が、安全保障関連法案は「違憲」と指摘した不始末から当然の人事だろう。しかし、新たに本部長を務める森英介元法相は、もっと曰く付きの人物だ。なぜなら、森氏が法務大臣を務めていた当時、冤罪の可能性がある飯塚事件で、犯人とされた久間三千年さんの死刑執行をしてまった。当時、足利事件の再審で、犯人とされた菅谷さんは、事件の決め手となったDNA鑑定は不正確だという理由で無罪放免となった。飯塚事件も、決め手は同様のDNA鑑定だった。足利事件を担当した佐藤博史弁護士は、久間三千年さんに「希望を持ってやろう」と励まし再審手続きに入ろうとしていた。いくらなんでも、久間三千年さんの再審の有無が議論されている時期の死刑執行はないだろう。久間三千年さんは、捜査段階から無罪を主張したというから、冤罪だったなら取り返しがつかない。冤罪で死刑執行された後に、最新のDNA鑑定で無罪が明らかになった場合、これに関与した司法関係者はどう責任を取るのだろうか?いずれにせよ、こんな執務能力のない人材に、憲法議論など以てのほかだ。森英介元法相は巷では、別名「死に神」と言われる。森英介氏のように死を軽く考える人材に、憲法改正推進本部長などとんでもない話だ。これでは、失楽園の船田元より酷い。
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