結婚式の讃美歌

【いつくしみ深き 友なるイェスは
罪科(つみとが)憂いを 取り去り給う
心の嘆きを 包まず述べて
などかは下ろさぬ 負える重荷を
いつくしみ深き 友なるイェスは
我らの弱きを 知りて憐れむ
悩み悲しみに 沈めるときも
祈りに応えて 慰め給わん
いつくしみ深き 友なるイェスは
変わらぬ愛もて 導き給う
世の友我らを 捨て去るときも
祈りに応えて 労(いたわ)り給わん】
しかし、唱歌『星の界』といえば、小学校五・六年生時に音楽で習った人は多い。そのせいか、愚生の年代の人ならほとんど知っているだろう。ただ、この歌が賛美歌「312番」だと知っている人は少ない。
【月なきみ空に、きらめく光、
嗚呼(ああ)その星影、希望のすがた。
人智(じんち)は果(はて)なし、
無窮(むきゅう)の遠(おち)に、
いざ其の星影、きわめも行かん。
雲なきみ空に、横とう光、
ああ洋々たる、銀河の流れ。
仰ぎて眺むる、万里(ばんり)のあなた、
いざ棹(さお)させよや、窮理(きゅうり)の船に。】
子供のころに習った時は、深遠な星の世界の真理を歌ったものだと思った。讃美歌だと知ったのは、大人になってプロテスタント教会に通い始めてからだ。日本の結婚式場では、牧師や神父がアルバイト的に式を執り行う。愚生は、プロテスタントからカトリックに改宗したせいで、神父(カトリック)から、何故プロテスタントではこの曲(いつくしみ深き)を歌うのかと聞かれたことがある。キリスト教に関係がなくても、唱歌で習うため日本人でもよく知っている曲だからと適当に答えた。実は、愚生のプロテスタント教会では、結婚式の歌は讃美歌「429番」(あいのみかみよ)が常だ。
【愛の御神かみよ 御前に立つ
この妹と背を 恵み祝し
いと麗しき 愛の衣
装わせたまえ 常しなえに
玉しく庭も 愛のつゆの
潤いなくば などやすからん
布施屋の中も 愛の光
照りかがやかば 楽しみ満たん
愛の御神よ 世の旅路を
助けあいつつ 辿る間にも
愛にて満 天つ家に
住まう備えを なさせたまえ】
愚生などが、論評するに値しないが、この歌詞が一番好きだ。
ところで、クリスマス・ソングを聞くと今年も終わりだという気がする。それもそのはず、キリストの生誕などわかるはずもない。冬至の日と決めたからだ。そのため、聖書のルカ福音書の記述とは合わない。西方(ローマ)教会では、イエス・キリストの誕生を12月25日に祝うが、東方(ハリス)教会のうちユリウス暦を使用するものは、グレゴリオ暦の1月7日に祝う。従って、ユリウス暦12月25日の降誕祭はロシアのカレンダーでは「1月7日」と表示されている。
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