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2015年11月13日 (金)

外国人の韓国売りが強まる。

9d18d306526775b8cf291512db9a6331 10日の韓国株式市場のKOSPI指数は1.5%急落して2000ポイントを割り込み、前日比▼3.22%下落。11日は、▼2.25%と続落した。米国のQE3が終了し、金利引き上げで韓国通貨や株式市場の始まりだろうか?米国の金利引き上げでドル高になれば、為替差損を避けるため、外国人の韓国売りが強まる。韓国は、輸出基盤の経済構造のため、世界の景気に直接的な影響を受ける。ウォン暴落といえば、思い出されるのは1997年のアジア通貨危機だ。タイで始まった通貨危機は、ウォン暴落に飛び火した。その後、IMFの支援を受けて、どうにか危機を乗り切った。IMFは支援した代わりに、財閥解体などのさまざまな経済政策を行った。その中の資本の対外開放政策によって、米国系の金融機関やサービス産業、IT企業などが雪崩を打って参入してきたため、外国人投資家が多い。韓国経済といえば、日本から素材や部品などを輸入し、それを組み立てて輸出する構造だ。その組み立てに使われる機械や工作機械も、ほとんど日本製だ。要するに、韓国製品の中身は、大部分が日本の部品と日本の工作機械で造られる。そのため、韓国から欧米への輸出が増えると、日本からの輸入が増えるという現象が起きる。韓国の対日輸出額は、今年第2四半期には17.6%減と大きく低下した。韓国経済の輸出不振で深刻なことは、10月の船舶輸出は金額ベースで前年比63.7%減、石油製品輸出は44.9%減だ。10月の輸出減少率▼15.8%は、輸入減少率▼13.6%とほぼ同じだ。このまま輸出不振が続けば、内需回復による消費財の輸入増加と重なり、経常黒字基調まで崩れる。韓国不動産バブルの崩壊、資産デフレ、個人債務のデフォルト、財閥企業再編の不調、輸出の更なる減少、貿易黒字の終焉、外貨準備高の崩壊と連想すれば、 外人投資家が急いで資金引揚げることは当然だ。韓国の株式アナリストは「一部の大手企業を除くと、中堅クラスの韓国企業は負債が多すぎる。来年には長期化した低成長の余波で韓国企業が倒産し市場が急落する可能性が大きい。株式を現金化して保有し、市場が暴落した後に株式を買うべき」だと勧めても、愚生はとってもその気になれない。日韓通貨スワップ協定消滅で、日本は韓国に一切金を貸さない。この状況下では、外貨準備は潤沢といっても、ドルに翼が生えてどんどん飛んでいってしまうだろう。更に、前李政権時代の資源外交の失敗で、未償却な多額の対外負債が発生していると言われている。間もなく、負債を背負った国々が韓国に返済を迫ることが目に浮かぶ。過去の歴史を直視すれば、恋しい宗主国に貢女(コンニイ)として、身売りするしかないのだろうか?

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