年末の株高・円安は自然な流れ
先週の株式市場は、ほぼ全面高の展開だった。パリの同時テロ後の欧米株は、しっかりしていた。「事故は買い 事件は売り」という株式の格言は外れた。一番大きな理由は、10月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、利上げのペースが緩やかになると確認された。そして、ECBのドラギ総裁のさらなる追加緩和の発言だ。このまま、予想通りに推移すれば、12月の米国政策金利の利上げは、確実に行われるので、先が見通せるようになったことの安心感だろう。米国の利上げは、「米ドル買い、ユーロ・円売り」となる流れだ。気の早い愚生も、いくばくかの円売りドル買いをした。愚生のFXは、レバレッジ1倍というから、手数料を軽減したドル預金に等しい。イエレン議長とフィッシャー副議長は、「利上げの山は高くない。しかも、その道のりはなだらかだ」との発言で、米国株市場が活況となった。当然、日本の株式市場にとっても追い風だろう。こう考えると、年末の株高・円安は自然な流れに思える。舌の根も乾かぬうちに、損切りした資金で割安な高配当株を購入した。先日の損切り分だけでいいから、埋めてもらいたいものだ。昨年に比較して、今年の株式市場はアップダウンが大きかった。しかし、昨年を振り返ると、やはり黒田第二バズルカの金融緩和からの上昇が大きかった。こう考えると、今年の年末も同じような流れなのだろうか?そう期待したい。
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