あらゆる政党が束になっても大阪維新に勝てなかった。
大阪府知事と大阪市長のダブル選は、大阪維新の会が圧勝した。5月の大阪市の住民投票で、大阪都構想が反対多数となったことを受け、橋下市長が政治家として引退を表明した。目先の損得で、無責任な投票をしたことが、大阪市民も悟ったのだろう。愚生も衆遇政治の恐ろしさを、傍で見ていて痛感した。橋下市長を引退に追い込んだ批判勢力は、選挙後、なんら公約を実行をしなかった。自分たちの議員バッチを守るための反対だったから当然だ。騙された大阪市民も、そのことに気づいたことが、今回の選挙結果だ。自・公・共産・民主とあらゆる政党が束になっても、大阪維新に勝てなかった。この結果は、今後の近畿地方の国政選挙に大きな影響を与えるような気がする。大阪の地盤沈下は、リニア新幹線が名古屋止まりなのを見ても、さらに進むことは明らかだ。今春の北陸新幹線の開業でも、北陸地方が東京圏に組み込まれ、時間的に遠くなる大阪とは疎遠になった。北陸地方からの大学受験生など、近畿地方への人の流れは激減した。一方、北陸新幹線の開業で、東京からの北陸地方への鉄道輸送旅客が従来の三倍にもなったというから、首都圏との結びつきがいっそう強まった。今後、大阪は一地方都市として埋没していくような気がする。財政破綻に近かった大阪を、これまで改革した橋下市長を、先の選挙で失ったことはあまりにも大きい。今更、気づいたとしても「覆水盆に返らず」だろう。
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