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2015年12月26日 (土)

欲の皮を張らないようにしよう。

Imaes 2015年の東京株式市場の今年度受け渡し分は終わった。日経平均株価は、年末高のアノマリーが崩れ、今週は続落となった。米国金利の上げが予想以上に効いているようだ。為替のドル円も120円前半の円高となった。外資系アナリストは、日本企業の利益は過去最高水準にあり、今後も伸びると期待する。そして、2016年も株価は上昇すると予測。各社決算のEPSは1219円だ。そこから日経平均のPERを算出すれば、15,874円でPER13倍 17,066円でPER14倍 18,285円でPER15倍となる。15倍が基準とするなら今年の終値18,769円は、すでに基準を超えている。2016年の企業収益予想が、控えめに出されていることから、上昇予想を言っているのだろうか?いずれにせよ、アナリスト予想の的中率は50%というから、愚生が予想しても同じだ。評論家と呼ばれるほとんどが、年末株高を予想して外している。株価など外人投資家の意向次第のような気がする。2014年8月以降は、裁定買い残3.5兆円になったら株は売られた。裁定買い残が3.5兆円とは、短期勝負で買い建てられている日経平均先物などが約3.5兆円あるということだ。短期投資で先物を買っている人は、ちょっとしたきっかけで、解消売りをする。要するに、周期的な外人の先物買いで株が上がり、裁定解消売りで株が下がる。経済の実態より、需給の関係で相場が形成されている。そう考えると、来年は短期売買中心に、欲の皮を張らないようにしよう。

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