心動けば相場に曲がる
今年も、元旦になると年賀状を受け取る。電子メールが普及したこともあって、年賀状の数も漸減しているという。愚生の場合は、勤め人を辞めたせいもあって、会社時代の友人との年賀状交換が減ってきた。付き合いと言っても、職務上の話題が主だったことも一因だろう。一方、退職後は時間が余すのか、付き合いが少なかった学友とのやり取りが増えた。年老いたせいか、若い頃の時空が懐かしく思える。他は、愚母の筆代わりに、疎遠な親戚や生まれ故郷のお世話になったご近所への挨拶だ。改まって、近況を聞かなくても、年賀状から相手の様子が透けて見える。退職後、時間を持て余すのか株式投資などに、時間を割く友人も多い。年賀状に、愚生も含めその手のコメントが多い。しかし、右肩上がりのトレンドでない限り、勝負をする前は五分五分だ。企業業績と言っても、東証の七割が外人投資家の売買だ。要するに、株の価格は短期売買なら100%需給で決まる。株式評論家のS氏は、平均勝率で六割五分はかなり高い。七、八割勝てるなら、株式投資の本など書かずに、自分で勝負すると言っていた。外人投資家やコンピューター相手に、素人が勝つ確率は少ない。一般に、一勝九敗と言われている。そして、負けて投資から離れていく人は多い。「自らを知らざれば、株式投資は高くつく」という格言がある。要するに、成功者は、それぞれの環境、性格、資金力も違うため、さまざまな視点で勝負する。株で勝には、企業を分析より、自分自身を分析することの方が重要だ。愚生の場合も、思った通りにできれば勝てるものを「心動けば相場に曲がる」と、欲から相場観が曲がって失敗する。救いは「見切り千両、損切り万両」と損切ができたため、首の皮一枚で生き残っている。ところで、今年の方針は、【日経平均予想EPS1330円として、「17,290円」で買い(PER13倍) 、「19,950円」で売り(PER15倍)】と決めた。原油は1-3月まで下がり、20ドル前半まで下がり続けるという予想もあるから、米国株の上昇に期待できない。そうなれば、裁定取引残高の推移を見ながら、日経平均の短期売買だけで勝負しようと思う。年初に決めたとおりにできないことが、いつも愚生の敗因になる。今年は、いい年になって欲しいものだ。
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