台湾は、台湾人の国であって中国人ではない。
台湾の総統選挙で、独立を志向する最大野党の民進党が大勝した。当選した蔡英文・民進党主席は「一つの中国」の原則を認めていない。民進党は、台湾独立を党綱領に掲げる政党だ。台湾は、台湾人の国であって中国人ではない。総統選で国民党が敗れたのは、台湾住民が馬英九政権の行き過ぎた対中接近に警戒感を抱いたことだ。対岸の香港で、反中本を扱った店主が行方不明になるような事態が起きている。50年間一国二制度の約束も、いつの間にか中国は守らなくなった。民主主義の発達した台湾人は、習近平率いる暗黒帝国の支配など、とても受け入れることはできない。台湾総統選での岸田外相は、「基本的価値観を共有」「大切な友人」と祝福した。一方、韓国の朴槿恵政権は、中国に気兼ねしたのか、蝙蝠外交の破綻でショック受けたのかなんの声明も出していない。朴槿恵は、北朝鮮の水爆実験で、首脳会談を習近平に呼びかけたが返事がないという。媚中外交をやった朴槿恵は、現実の国際社会の厳しさを思い知ったようだ。北朝鮮や韓国は緩衝地帯として作られた国だ。その緩衝地帯にある小国の蝙蝠外交は、米中両国から信用されていない。頭に来た朴槿恵は、「在韓米軍のTHAAD配備問題は北の核またはミサイル脅威を勘案し、我々の安保と国益に基づいて検討する」と言い放った。そして、「 苦しい時に手を握るのが最上のパートナー」と中国を非難した。しかし、中国政府は朴槿恵の発言に対し、「一国が自らの安全を図ろうとする時には、必ず他国の安全と地域の平和・安定を考慮しなければいけない」と原則論しか言わない。米国もTHADD体系に関し、「必要性があり、韓国が望むなら、抑止と米軍兵力保護の側面で役割がある」と発言し、韓国に無償で配備するとは言っていない。素人婆さんが、これまでやった外交成果は、嫌韓と不信を他国に抱かせただけだ。愚生のような素人でも、激高した朴槿恵が暗黒帝国へ圧力などかければ、しっぺ返しを何倍も受けるだろうと心配してしまう。刈り上げ君のような、阿呆にならなければ習近平は恐れない。
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