名前だけは近代国家のように聞こえる。
豊島逸夫のコラムに、中国の民間銀行の部長次長級にまで、腐敗撲滅の捜査対象が広がったとある。民間銀行といっても、名刺には銀行の肩書と同列に、共産党の地方区党書記などと印刷されている。要するに、共産党から派遣された天下りポストだ。企業幹部を腐敗撲滅で放逐しても、代わって就任する人物は習近平の縁故採用の人物だ。ズブの素人が、銀行の幹部に就いている。愚生に言わせれば「社の幹部裏を返せば社の患部」という具合だ。その幹部は、天下り元の意向で、借金まみれの地方政府が発行したクズ債券を引き受ける。中国民間銀行の不良債権を減損処理すれば、バランスシートは破産状態なのではないかと思う。中国は、米国が紙に金額を印刷して、紙幣をばら撒くのが羨ましいのだろう。自らも、強引に人民元をSDR構成通貨入りさせた。滑稽なのは、自由経済の香港オフショア市場で人民元が売られたため、政府のコントロールが効かなくなった。人民元安が続けば、中国から資金の流出が止まらず、外貨準備金が枯渇してしまう。習近平の頭には、自由主義経済とは、どういうものか全く理解がないようだ。中国人民共和国と言えば、名前だけは近代国家のように聞こえる。実態は、56族からなる13億人の奴隷の上に、8000万人の共産党員が載っている構図だ。香港では、反中本を販売したというだけで、中国本土に連行された。イギリスの支配下に慣れた香港人にとっては、青天の霹靂だ。台湾では、中共と一線を画す民進党が勝った。自由主義を謳歌する台湾人に、習近平の奴隷として蹂躪されることは耐えがたい。いずれにせよ、砂上の楼閣の欺瞞国家は崩壊するだろう。日本の国益を考えて、良心のある企業人は、中国から資本を引き揚げるべきだ。それが中国崩壊時に、ドロ船中共の渦に巻き込まれない処方箋だ。
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