株の儲けは我慢料
フィナンシャル・タイムズ(FT)の記事に、「アベノミクス」の政策「財政政策、金融政策、成長戦略」は、成功しないとある。確かに、FOMCが米国利上げをした途端に、原油安や新興国から資金の逆流で、世界中の株価が下がった。今朝の日経ラジオでも、証券会社がそろそろ信用取引の追証が発生するというから、売りが売りを呼ぶ状況なのだろう。当分株は上がるとの考えを変えなければいけないのだろうか?商品市況の下落は、石油などの資源輸出で国家財政を支えている産油国を直撃している。産油国が財政破綻を防ぐために株を売っているのなら、財務諸表などいくら計算しても投資基準にならない。コモディティ商品の価格が下げ止まるまで、売りが止まらない。この状況下では、会社四季報に載っている商社株の配当など、あてにならない。何を信用して、投資をすればいいかわからない。いずれにせよ、原油価格が下げ止まるまでは株の買いはない。今日もトヨタやファナック株が魅力的な価格まで下がってきた。ただ、中東の産油国が売り終わるまで、価格の上昇はないだろう。「飛びつく魚は釣られる」「落ちてくるナイフはつかむな」という格言のように、急いで買う物ではない。どんなに魅力的な銘柄でも底を打ったのを確認してから投資すべきだという戒めは、愚生の気持ちを落ち着かせてくれる。邱永漢氏の「株の儲けは辛抱料というか、我慢料」という名言を思い出す。
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