囲碁「アルファ碁」がプロ棋士に勝利
今朝のニュースで、米グーグルの開発した囲碁「アルファ碁」が、プロ棋士を相手に勝利したと報じられた。チェスの世界では、IBMの「ディープ・ブルー」が、世界チャンピオンに勝っている。チェスは8×8のマス目で、相手から取った駒は使えない。将棋の場合は、9×9のマス目で相手から取った駒を再度使えるから、チェスより遥かに複雑だと言われていた。しかし、電脳戦(プロ棋士vsコンピューターソフト)では、プロに勝ち越し、A級棋士まで破るようになった。プロ棋士が勝つ場合でも、事前にコンピューターソフトを渡すプロ側のハンデ戦のため、実力はすでにコンピューターが上回っている。囲碁盤は19×19のマス目のため、チェスや将棋よりも格段に複雑になる。そのため、膨大な計算速度が要求される。しかし、コンピューターソフトの進歩やコンピューターハードの計算速度の向上は、国語辞書には出ていないかもしれないが「秒進分歩」の速さだ。プロの囲碁棋士が、コンピューターソフトに敗れるのは、時間の問題だと思っていた。そして、コンピューターソフト相手のプロ棋士の勝率は、時間とともに下がるだろう。将棋を趣味とする愚生なども、最近の対戦相手はコンピューターソフトばかりだ。愚生の棋力であれば、無償配布の将棋ソフトでも十分楽しめる。相手がコンピューターなので、負けても相手の優越感が伝わって来ない。一方、愚生が勝った時は、まだまだ未熟なソフトだと、上から目線で、辛辣な批評をする嬉しさがある。ところで、日本棋院の囲碁ルールを整理したのは、F社のコンピューター開発の指揮を執っていた池田専務だったことは、あまり知られていない。また、野球で王シフトを考え出したのも、F社の広島支店だったといわれている。さらに、米長将棋連盟会長に勝った将棋ソフト「ボンクラーズ」もF社の伊藤さんが開発したものだ。今から考えると、愚生の勤務したF社は、確かに変人は多かった気がする。
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