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2016年1月 1日 (金)

築城三年、落城一日。

Thumb5 今日は、平成二十八年元旦だ。昭和二十年代生まれの者には、中村草田男が昭和の初めに詠んだ、「降る雪や昭和(明治)は遠くなりにけり」という感がある。愚生のように、勤め人を辞めた者にとって、変化がない分だけ暦は早く進む。あっという間の一年だった。昨年、変わったことと言えば、医者に通った日数と、処方箋の薬が増えたことくらいだ。ただ、勤め人のように、時間に縛られない生活には感謝だ。もう一度、首都圏の通勤ラッシュに耐えろと言われても、その根気も体力もない。ところで、今年の安倍首相の年頭所感は「築城三年、落城一日。政府には常に国民の厳しい目が注がれている」とある。愚生のようなひねくれ者が、穿った目で読めば容易に思い当たる。ます、築城三年とは、安全保障法制の整備などの取り組みだ。そして、落城一日とは、日韓慰安婦問題の合意のことだ。社民党や共産党に評価される日本史の汚点を作ったことだ。これまでの安倍首相の功績をいっさい帳消しにしてしまった。ありもしない事実にお詫びをし、日韓請求権協定で、すでに終わったものを政府予算で資金を供出した。亡くなった英霊に、安倍首相はなんと報告するのだろう。そして、拙速な判断で合意に至ったことにより、ロシアとの領土問題の交渉は終了した。軽挙妄動で、戦後に営々と築き上げてきた交渉をすべて無にしてしまった。その結果、愚生のような安倍首相を支持した層は、自民党から離れてしまった。中山恭子代表が「安倍外交の最大の汚点となると考えられ、大いなる失望を表明する」と批判する心境は、ほとんどの日本人の正直な気持ちだろう。そういえば、安倍首相を強く支持する櫻井よしこ、曽野綾子、渡部昇一などからのコメントが一切ない。みんな呆れてしまったのだろうか?

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