ポスコが赤字に転落
韓国の鉄鋼最大手ポスコの2015年最終損益が赤字に転落した。原因は、中国の過剰生産で鋼材価格が下落したためだ。中国政府が過剰設備の解消と叫んでみても、国営企業や地方政府関連企業であれば、簡単に整理などできない。実際、中国政府が製造設備の削減をすれば、雇用環境が悪化する。設備を廃棄すれば、失業者で溢れ共産党政権が維持できなくなる。過剰設備を減損処理すれば、起債した債権が焦げ付いてしまう。中共の役人(公務員)には、損益や貸借対照表という考えがない。東京都でも、つい先ごろまで使ったお金の資産価値など考えていなかった。国内や海外に無秩序に投資された金額を精査すれば、リーマンショック並みの中国パニックが起きるだろう。韓国のポスコの会長は、製鉄会社の業績悪化の主因は中国の供給過剰とそれに伴う割安な鋼材の流入だという。しかし、先ごろまで日本の製鉄会社の業績不振は、韓国のせいだった。それも日本の援助で造られたポスコなどのせいだ。韓国と違い、日本の製鉄会社は、自動車用など高級鋼板が強く、中国企業と製品が競合しないため影響は限定的だ。朴槿恵政権の親中政策の成果は、何だったのか?韓国の20155年のGDP成長率は前年比2.6%と、3%台の政府目標は未達に終わり、歴代政権で平均成長率は最も低い水準に落ち込んだ。蝙蝠外交のつけなのか?中国経済の失速に巻き込まれて、景気回復は容易ではない。
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