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2016年2月13日 (土)

カトリック教会とロシア正教会の違い

Pb15 カトリック教会のローマ法王フランシスコと、ロシア正教会のキリル総主教が、キューバの首都ハバナの国際空港で会談を始めたというニュースがあった。キリスト教会が1054年に東西に分裂して以降、両トップが会談するのは初めてだという。愚生のような似非カトリック者でも、信者になる前に教育を受ける。愚生の場合は、洗礼はプロテスタントの日本キリスト教団から受けたため、改宗という形でカトリック信者になった。キリスト教に興味がない人には、つまらない話だが、カトリック信者でない者は、ミサで配られる「ホスティア」は食べられない。ただし、東方教会(ギリシャ正教)の信者は、他宗教という扱いだが食べることができる。紛らわしいが、ローマ教皇という職位は、コンクラーベ(選挙)で選ばれた、西方教会の最高位だ。一方、ロシア正教会とは、コンスタンディヌーポリ総主教を名誉的なトップとし、グルジア正教会、ブルガリア正教会、ロシア正教会、セルビア正教会、ギリシャ正教会、ルーマニア正教会、日本正教会といった、諸々の独立正教会・自治正教会が連合体だ。愚生の記憶では、東西の違いは歴史教科書にある西ローマ帝国とビザンチン帝国(東ローマ帝国)の違いからくる。一方、教義においては、「聖霊の父(神)」および「子(イエス)」との関係について、東西教会の違いがある。西方教会、つまりカトリック教会、プロテスタント教会においては、「三位」の「位」は「人格」と解され、三位一体論は「三人格」で実体を同じくする神とする。三位一体のうち、一体を重視する。(イスラーム教のアラー神に近い)これに対して、東方教会は、「三位一体」とは言わず「至聖三者」という。これは三つの「実体」と「存在・本質」、つまり父(神)・御子(イエス)・御霊(聖霊)の自存性が強調される。愚生のようなおおざっぱな人間には、些細なことにしか思えないが、重大なことのようだ。ところで、パウロ書簡の第一コリント7章で独身について「結婚して自分の童貞性を離れる人もりっぱに行動していますが、結婚しないで,それを離れない人は、さらにりっぱに行動していることになります。」とある。(コリント第一7:38)パウロは「すべての人がわたしのようであればと願います。」とも述べている。(コリント第一7:6)つまり、パウロが独身であったように、独身であるのが望ましい。要するに、聖書にはできれば、独身を保つようにと勧めている。そのため、カトリック教会では聖職者の独身制を定めている。ところが、東方教会においては、在俗司祭は妻帯していることがほとんどである。(ただし、修道士(女)は独身)愚生には、プロテスタントの牧師は務まっても、神父は絶対に無理なことは明らかだ。

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