杯が縮む局面では、有効な投資先などない。
とうとう、ドル円が112円台に突入した。トヨタの株を思い出せば、2014年10月に第二黒田バズルカの金融緩和がなされる前は、安値は6000円を割り込んでいた。日経平均株価は、14,000円前後だった。そして、ドル円は108円~112円くらいで動いていた。どうも、昨今の為替や株価を見ていると、当時のレンジに戻る過程のようだ。株式評論家や証券会社の面々は、ポジショントークで株安の今が投資機会だと絶叫する。株式市場から客が離れてしまえば、彼らの懐が寂しくなる。囃し立てる気持ちはわかる。ただ、野村證券株価は、昨年の900円の高値から、昨日は492円まで下がっている。ドル円が113円に突入したADRでは、475円まで売られた。株価は投資家の気持ちを正直に表す。当時と違うことと言えば、長期金利までマイナスに振れてしまったことだ。株安になると言って、債権が買われ過ぎた結果がこれだ。そう思うと、タンス預金以外に安全な場所は見つからない。しかし、現実的な解ではないだろう。金も10%程度上昇して1オンス1200ドルだが、1900ドルから1070ドルに暴落したことも愚生の脳裏から離れない。しょうがないので、愚生はNisa口座以外の株は処分した.。そして、残った僅かな資金を、為替リスクの少ないJ-REITへシフトした。J-REITといっても、玉石混合のため、都心3区に集中的に投資する銘柄を選んだ。当面、全体の杯が縮む局面では、有効な投資先などない。
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