杯が縮小する中でのババ抜き
今年の日本株は、証券会社の連中を除けば異口同音に下げ相場だと言う。著名なファンド・マネージャーのレイダリオンは、米国の政策金利の上げで、世界経済は1937年(大恐慌後の利上げ)と同じ形相になったという。同様に、ジェフリー・ガンドラックも「今は資本を守る市場であって、利益を出せる環境ではない」と危機を煽る。イエレン議長の米国政策金利の上げ後、金融緩和を施されているにも拘らず日欧の株は大きく下げている。金融緩和と言う政策自体の真贋が問われだす。今週の東京株式市場は、ボラティリティが高く、大きく上下に振れた。個人投資家は、瀕死の状態で身動きが取れず、市場参加が少ないことも一因だという。愚生の場合は、「見切り千両、損切り万両」という拙速な対応のため、致命的な損失には至っていない。そうかといって、損失は回復しなければ相場に参加する意味はない。今の日本株は、長期的には2~3年下降トレンドだと思う。そうであれば、上げのほとんどは空売りの買戻しだろう。急激な上げがあっても、上げれば売られるため長い期間の上昇は望めない。下げ相場は、杯が縮小する中でのババ抜きと同じだ。小さな単位でコツコトと、大欲はかかないことを信念として、なるべく株は翌日まで持ち越さないように、その日に清算している。ポジションが小さいせいか、儲けは少ないが勝率は上がってきた。上がれば指数で売り、下がり過ぎたと感じたときは、高配当の個別銘柄株を拾って戻り売りをしている。正に、デイトレだ。年末までには200日くらいある。こまめに稼げば、トータルで益転できそうだ。根気はいるが、しょうがない。
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