資産管理の重要性
マイナス金利が、昨日から適用されて何か景色が変わったのだろうか?日銀がマイナス金利導入を決めた本音は、円安で下駄をはかせて、企業業績を支え株高を維持することだった。中央銀行バブルと言われる量的金融緩和を、日欧の政府は継続している。しかし、それをあざ笑うかのようにグローバル・マクロファンドは、日独の株を売り叩く。その結果、日銀のマイナス金利導入の円安・株高への目算が狂ってしまった。世界一のファンドマネジャーと称されるレイダリオンは、米国の政策金利の上げで、世界経済は1937年(大恐慌あと)と同じ形相になったという。今回の利上げは中央銀行バブルの終わりの始まりなのだろうか?今回のイエレン議長の米国政策金利の上げは、間違いだったのだろうか?ブルライン・キャピタルの共同創業者ジェフリー・ガンドラックは「今は資本を守る市場であって、利益を出せる環境ではない」といい、短期売買に徹した資産管理の重要性を説く。多くのアナリストは、今後の株価の見通しを、ボラティリティが高く、2月いっぱい上下に振れると予想する。売りを浴びせるグローバル・マクロファンドvs日銀の戦いは、どうなるのだろう。量的緩和とは、それによって金利を下げるのだから、国が支払う利息を軽減する。ただし、借金を持たない国民にとって、利息が減ることは得ではない。ところで、日本株は、為替次第だというから、円安にならない限り一層の株価の上昇は望めない。消費税10%増税は、再延期しなければ、景気が中折れしてしまう。僅かな議員定数の削減もできない安倍政権に、この難局を乗り切れるのだろうか?
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