最近のファンドは、買いと売りを両建て
昨日は、米経済指標の改善と円安で、日経平均株価の上げ幅は一時700円を超えた。今朝のBS日経テレビでは、二番底を為替も株もつけ、25日移動平均線を上回ったことから日本株は買いだと囃し立てる。しかし、大手証券のトレーダー達は、強気になっていないという。その理由として、日経平均の上値は1万8000円程度で重いと見ているからだ。勿論、ポジショントークが多い中、そのまま信用はできない。最近のファンドは、買いと売りを両建てにして、運用収益を安定に狙う。運用方法は、割安な個別企業の株式を買い持ちすると同時に、株価指数先物を売り持ちにし、相場全体の値動きの影響をなるべく受けないようにする戦略だ。確かに、下げ相場を想定すれば、指数を売り建てておいて、反発局面の個別株で稼げれば効率が良い。上がって下がれば、一番効率はよいが、どちらか一方に触れた時でも、損失は抑えられる。買い一辺倒より、遥かに運用リスクは少ない。実際、日経平均が大幅に下げた年初でも、日本株ロング・ショートのファンドは負けが少なかったという。昨日の大幅な株高でも、売り注文が買い注文を上回っていたというから、両建てに真実味がある。こういう話を聞くと、日本株買いをためらってしまう。株はいつでも買え、東京市場はなくなることはない。そう思うと、今朝指し値で出した買い注文を、すべて取り消した。
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