愚かなシャープ役員が支那人に翻弄され
今朝の産経新聞に、経営再建中のシャープを買収する交渉を進めている台湾・鴻海精密工業は、当初予定の4890億円だった出資額を2千億円減額する意向をシャープに打診しているという。鴻海の出資額は、産業革新機構が提示していた3千億円を下回ることになる。減額する場合は普通株で1株118円とした買い取り価格の引き下げというから、118×2890÷4890=70円となる。昨日、▼9円安の129円だった株価は、制限値幅(50円)の関係で、今日はストップ安「79円」になるかもしれない。おまけに、鴻海は主力取引銀行のみずほ銀行、三菱東京UFJ銀行に対しても3千億円の融資を要求しているというから、自分の懐から金を出す気はないようだ。今月末に、シャープが返済期限を迎える5100億円の融資についても、借り換え後に金利を引き下げるよう求めている。これでは、主力銀行が持つシャープ優先株の購入を1000億円で引き取ってもらっても、2000億円よけいに出費する見通しになる。当然、銀行は融資枠の金利引き下げには難色を示し、追加融資も断っている。そもそも、当初の約束を守らない台湾企業に、無担保で合計8100億円も無利子でお金を貸すなら、シャープの破産手続きした方がましだ。融資したとしても、シャープ役員に経営者としての再建能力があるとは思えない。鴻海は、シャープの欲しい部署だけ切り取った後、破産させて銀行にお金を返済する気はないのだろう。それ以前に、買収が破談になった場合に備えた1千億円の保証金についても、鴻海は支払いを拒否するという。つまり、シャープは、交渉の前提となる供託金も未だに鴻海から貰っていない。台湾の鴻海は、汚い輩だということは事実だ。こんな信頼も置けない連中に、会社を売り渡して従業員の将来を託すなどできるはずはない。シャープ役員はそのままの地位に留まるという甘い言葉に、自身の保身から産業革新機構の提案を蹴ったことを後悔しているだろう。愚かなシャープ役員が、支那人に翻弄されている姿に目を覆いたくなる。
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