人生の美学を持つことは重要だ。
今朝は、朝から雨だ。雨音を聞きながら、布団の中にぬくんでいると気持ちが良い。勤め人だった頃は、雨が降ると電車が混み、手持ちの傘のやり場に困ったものだ。歳を重ねることは、寂しい気もする。しかし、学生時代に抱いた漠然とした将来の不安もない。これからの人生に躍進もないが、余命を生き抜くのに新たな備えも要らない。こう考えると、老齢に達してから見栄や自己主張する馬鹿らしさを感じる。事情があるのだろうか、定年退職後に再雇用で勤め人をしている友人もいる。年賀状には、毎年のように再雇用後の愚痴が書いてある。勤め人とは、資本家ではないため、労働の対価として賃金を貰う。自ら事業リスクを負わないため、雇ってもらえなければ働き口がない。そう考えると、ずいぶん卑屈な気分で勤務しているのだろう。そして、本人の希望と違う職種であっても、それを受け入れなければならない。現状のやるせない不満を、別の価値観で補い納得しようと努める友人もいる。マタイの福音書の山上の垂訓に、「求めよさらば与えられん、叩けよさらば開かれん」とある。リスクも努力もなくて安穏と過ごせる人生などない。愚痴を言うくらいなら、仕事など辞めてしまえばと思う。人生の美学を持つことは重要だ。
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