マイナス金利の拡大と長期化
昨日の午前中は、日経平均が軽快に上がっていた。売り建てていた愚生は、読み違いしたと思っていた。ところが、後場中ごろまで堅調だった日経平均株価も、上海株安に引っ張られて下げに転じ、▼161円下げて引けた。愚生も少々益が出たので、引けに清算して終わった。前場の自動車株や電機株の上げは、売り方の買い戻しだったのだろうか?外人投資家が、日本株を売り終わるまで下げは続くだろう。下げ相場には、株の長期保有などできない。ポジションを小さくした短期の売買しかない。為替も112円前半まで戻ってきたので、110円をトライしてくるのだろう。こういう状況下では、今日の日本株も大きく下げるだろう。これでは、「寄りで売るか、大引けで買う」博打のような需給だけを頼りの日本株売買しかない。マイナス金利導入で行き場を失ったマネーは、どこに向かうのだろう。「今の海外勢は『投資』ではなく、短期材料に基づいた『取引』しか頭にない」と海外の日本株担当者はいうが、確かに今般の相場は、短期志向で上げればすかさず利益確定売りになって徐々に相場が切り下がっていくようだ。円高の先が読めないうちは、好業績といっても輸出関連株は買えない。マイナス金利下では、利回りを稼げる金融商品が少ない。そうかといって、マイナス金利の拡大と長期化はほぼ確実だろうから、向かう先はJ-REITや株式での短期売買しかない。高配当といっても、好業績が続くとは限らない。配当をとっても株価が大きく下がるようでは、元の木阿弥だ。日経新聞には、資源株の長期保有での配当取りを勧めるが、愚生はとてもその気にならない。そんなに読みが堅いなら新聞記者など辞めて投資家で生きるだろう。
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