ルーブルはロシア政府が印刷した紙
ドルやユーロなどの外貨建てで住宅ローンを組み、通貨ルーブルの暴落で返済が困難になった人々が、モスクワ市内で政府に支援を要請する集会を開いた。以前にも、ハンガリーだったろうか、どこかで聞いた話だ。低利な外国通貨でローンを組んで、自国通貨の暴落で個人破綻した。ロシア通貨ルーブルは、原油安や欧米の経済制裁の影響で、急落した。過去10年間で、対ドルで半分以下になったというから、外貨でローンを組んだ人はルーブルでの返済額が2倍以上になった計算だ。自宅不動産価値も給与も2倍以上になるなら、つじつまが合う。しかし、現実は石油価格の下落に伴いロシア自体の価値が半分になったということだ。何故、銀行はドルやユーロ建てでしかローンを提供しないか、少し考えれば解る。ルーブルという通貨は、ロシア政府が印刷した紙だ。紙に価値などはない。ロシアの銀行が、外国から金を借りるにしても、国際通貨のドルやユーロ建てだから、返済も同様だ。自国通貨を信用しない銀行は、為替リスクなど負いたくない。海外で調達したお金に、金利を上乗せしてローンを提供した。愚生なども、金や為替ヘッジのない海外のREITに投資したことはある。実際投資して思ったのは、金地金の値上がりやREITの利回りより為替変動のほうが大きく損益に占めることが多い。外貨建てローンなど、先が読めない経済状況で、借りるほうも問題だが、貸す方も問題だ。そして、クリミアを占領して世界から経済封鎖されたロシア政府が最も愚かだ。お金のないロシア政府に支援などできるはずもない。
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