その地域の民度が知れるようだ
最近、関東地方の田舎道を走る機会があった。田園風景の中に、畑の中に太陽光パネルがぎっしりと設置されている。同様に、各家々にも太陽光パネルがある。滑稽なのは、南側だけではなく東西の屋根にも太陽光パネルがある。学校で数学や理科を習わなかったのかと首を傾げたくなる。酷いのになると、崩れ落ちそうな家の屋根にまで、補強工事のつもりか太陽光パネルが設置されている。他人事だが、太陽光パネルの耐用年数より、屋根が持つか心配になる。そして、北側に山を抱えるような地形の家で、南側の一番日当たりの良い庭にもパネルを設置している。南側の明るい庭を得るために、家を北側に寄せて作ったのではないのか。二階の窓が開け放たれているところを見ると、山に隣接するため家が湿気るのだろう。いずれにせよ、補助金があるからと、こうまでして太陽光パネルを設置する人たちには呆れる。案の定、再生太陽光エネルギーが増えるほど、一般家庭などへのしわよせが増えた。そのせいで、余分な上乗せする金額は1カ月当たり675円と大きく増えた。2016年度の標準家庭の負担は、制度が始まった2012年度の10倍にもなった。愚生も無秩序な設置のため、電力代金を上乗せされていると思うと腹立たしい。民進党の悪政のなごりだ。対策として、政府は購入価格を引き下げて、太陽光の安易な導入にブレーキをかけることにした。家庭向けの買い取り価格は、2017年度以降、毎年2~3円前後引き下げ、2019年度には標準家庭の電気料金を24円ほどにする。この金額は、電力会社から購入する電気料金と同額になる。要するに、買い取り価格を家庭の電気購入料金並みに下げることで過度な優遇をあらためた。当然だろう。全く関係のない愚生が、なぜ補助金欲しさに無秩序に太陽光パネルを設置した連中の尻拭いをしなければならないのが疑問視していた。ところで、ここからは愚生の電気料金に対する考え方だ。金額を安く抑えるには、エアコンなどを100V仕様から200V仕様の機器にした。多少の理科の知識があれば、判りそうなもの。また、電気冷蔵庫などでも熱効率に良い機器を購入し、家の電球はすべてLEDにした。都市ガスと併用だが、この対策で真冬の燃料費が半分近くの金額になった。電気を保存できない太陽光パネル発電は、発電しても捨てられる電気も多い。特に、原子力発電所が正常に稼働すれば、太陽光パネルの非効率な発電が目に付く。いずれにせよ、補助金欲しさに非効率に太陽光パネルを設置している家の風景を見れば、その地域の民度が知れるようだ。
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