第1期電王戦二番勝負第1局PONANZA勝利

先手:PONANZA
後手:山崎隆之叡王
▲2六歩 △3二金 ▲7六歩 △8四歩 ▲2五歩 △3四歩▲7八金 △8五歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩▲同 歩 △同 飛 ▲5八玉 △8四飛 ▲2二角成 △同 銀▲6六角 △8二飛 ▲8三歩 △5二飛 ▲7七桂 △5四歩▲3四飛 △4一玉 ▲6八銀 △3三銀 ▲3五飛 △5五歩▲同 飛 △同 飛 ▲同 角 △2五飛 ▲3三角成 △同 金▲8二歩成 △同 銀 ▲6五桂 △3一角 ▲5四銀 △2九飛成▲5三桂不成△同 角 ▲同銀成 △3二金 ▲1八角 △4六桂▲同 歩 △1四角 ▲2五歩 △同 龍 ▲6三角成 △5二歩▲3八銀 △2六歩 ▲5四飛 △3四龍 ▲2五歩 △5四龍▲同成銀 △2七歩成 ▲同 銀 △2九飛 ▲3八銀 △2五角▲3六歩 △1九飛成 ▲5三桂 △3一玉 ▲4一飛 △2二玉▲2三歩 △3三玉 ▲2一飛成 △3六角 ▲4七桂 △3七歩▲2二歩成 △同 金 ▲3四歩 △2三玉 ▲2二龍 △同 玉▲4三成銀
まで85手で先手PONANZAの勝ち
囲碁もチェスも、そして将棋もコンピューターソフトが、人間のプロ棋士の実力を越えた。電脳戦は、叡王戦の優勝者とコンピューターソフトが二番勝負で戦う。トップ棋士の羽生名人、渡辺竜王は、参加せずに回避したため、プロ棋士全員が参加した棋戦ではない。しかし、多数参加したプロ棋士の優勝者(叡王)との戦いのため、事実上プロ棋士トップとコンピューターソフトとの決勝戦だ。愚生の棋力で、棋譜に軽々に物を言うのは失礼だが、コンピューターソフトが危なげなく圧勝した感じだ。第2局は5月21・22日に延暦寺で行われる。第一局の横歩取りという戦法は、今回の棋譜のように大駒を交換するような激しい急戦となる可能性が高い。一手の過ちがすぐ敗北へ繋がる怖れがあるため、非常に深い研究がされている。公式戦でも600局以上で指され、初手から詰みまで研究が進んでいる形もあるという。棋譜の▲3三角成は、人間のプロ棋士には指せない角切りだという。その指し手に気付かないわけはないが、そのあとの読みが難しすぎて、読み切れないために選択しない。それに、▲3六歩も含めてだが、自玉への角筋をふさがないまま敵を攻略してしまうところが、コンピューターソフトのすごいところだ。やはり、人間とは違う。今回の対戦で新しい定石が一つ増えたようだ。悪手を指さないコンピューターソフトとの戦いでは、ひとたびリードされれば逆転がほぼないような雰囲気だ。最近のプロ棋士は、自分の家のPCにコンピューターソフトとか入れて研究してるの人もいる。ともかく、山崎八段には、第2局は気持ちを切り替えて頑張って頂きたい。
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