イトーヨーカ堂も同じ運命を辿る
イオンとローソンが16年2月期の決算を発表した。イオンの営業利益は前の期比25%増の1769億円、ローソンは3%増の725億円だった。イオンの利益は、ドラッグストアや不動産開発事業などが主で、本業の総合スーパーは2割の減益だった。一方、ローソンは主力のコンビニエンスストアで健康志向の飲料の売れ行きがよく、営業利益が過去最高を記録した。セブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカ堂も上場来初の営業赤字になったことから、総合スーパーの不振が目立つ。昭和50年代、愚生が若かった頃は、スーツは百貨店で購入した。一着で、初任給の半分が消える価格だった。二十数年年後に、部長職になって、嬉しくて青山(呉服店)でスーツ買った時は、二着で入社時の一着分の値段だった。最近は、家電製品はネット通販やヨドバシで買うが、世帯を持った頃は長崎屋や西友、ダイエーで買った。傾向として総合スーパーより、価格が安くて品ぞろえもあるユニクロ、ヨドバシ、マツモトキヨシ、コンビニ、ニトリ、100円ショップ、食品の激安店などの専門店で購入することが多い。そして、近くにあるイトーヨーカ堂やイオンに行くことは、ほとんどなくなった。ダイエー、ソゴウ、西友と名前が消えて行ったことを考えれば、イオン、アピタ、イトーヨーカ堂も、時間の問題で同じ運命を辿るだろう。節約志向が強まるなかで、値ごろ感を売りにした専門店が業績を伸ばしていることが、総合スーパー不要論になるのだろう。
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