トマ・ピケティ「 21世紀の資本論」の表紙 r>g
トマ・ピケティ「 21世紀の資本論」は読んで損はないけど、理解するのが大変とあった。愚生も盲蛇に怖じずで、1年前にM市立図書館に予約してあった。やっと順番が巡ってきたので借りてきたが、少しめくってみて読むのが大変なことに気付いた。経済学の初心者の人にもわかりやすく書かれているとはいえ、愚生にそれほど興味がないことが、延々と書かれている。内容は、ピケティ本の表紙に書かれている、r>gと言うことがカギだという。r(資本収益率)が、g(経済成長率)を上回ると貧富の差は広がるという意味の式だ。資本収益率とは、不動産投資、株式投資や債権投資での儲けの伸び率は、経済成長率、即ち額に汗して労働で稼ぐより大きい。一生懸命働いたとしても、お金持ちの資産との格差はどんどん広がるという。詳細に、難しいことまではよくわからない。しかし、言われて見れば、近所の土地成金はマンション経営や住宅展示場へ土地を貸し出して、のうのうと暮らしている。利口そうにも見えない人材だが、都会に土地を持ちさえすれば、大した才能はなくても資産が膨らむ。ただ、棚ぼたの儲けでは、資産を失う心配ばかりするあまりに張り合いがないだろうから、愚生はそれほど羨ましいとは思わない。通帳にゼロが1つか2つ余計に印刷されているだけで、土地の番人をしているようにしか見えない。愚生ならすべて売り払って、ネット銀行にでも預けて美味いものを食いながら、豪華客船で世界一周でもする。人は、そう長く生きてはいけない。金満資産家は、不動産投資、株式投資や債権投資で、無理をしないで儲けることは容易だ。しかし、愚生のように資産のないものは、「r」と言ってもPC画面に張り付いて株価を見ていて目が痛くなる。
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