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2016年4月 8日 (金)

資本家でもない鈴木会長には許されない

Photo 昨日、セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長兼最高経営責任者(83)は、記者会見し、引退を決意したと話した。ここまで業績を伸ばしてきた鈴木氏も、晩節を台無しにした最期だった。引退の引き金は、取締役会でセブン-イレブン・ジャパンの井阪隆一社長(58)を交代させ、古屋一樹副社長(66)を社長に昇格させる人事案を否決されたからだ。いままで鈴木氏の顔色一つで、決まっていたものが否定された。次は、自分で引退を言わなくても、高齢を理由に解任される。ファナックの稲葉元会長と同様だ。そもそも、株主がセブンイレブンを好業績に導いている井阪氏を排除して、井阪氏より8歳年上の古屋氏では若返りに逆行する。セブン&アイの大株主の米投資ファンド、サード・ポイントが批判していただけでない。イトーヨーカドーの創業者は、伊藤雅俊氏だ。伊藤家の資産管理会社、伊藤興業はセブン&アイHDの発行済み株式の7.77%を保有する筆頭株主であり、雅俊氏個人も1.90%を保有する第5位の大株主だ。さすがの鈴木敏文氏も、もとはと言えばサラリーマン社長であり、資本家ではない。要するに、経営者であっても勤め人であり使用人という身分だ。伊藤家という主筋に、物が言える筋合いではない。伊藤家の支持や大株主の意向に反すれば、株主総会は通らない。問題は、鈴木敏文会長が創業者でもないのに、会社を私物化したからだ。オーナーでもないのに、次男に世襲を行おうとした。鈴木敏文会長の次男・康弘氏は、1987年、武蔵工業大学電気工学科を卒業後、富士通にシステムエンジニアとして入社した。F社は、野村総研と組んでバックグラウンド側(工場側)のシステムを構築していた。愚生もシステム商談で、セブンイレブンの発注側担当者との大会議に参加した。窓口は野村総研のシステムエンジニアだが、F社にとっても大きなシステムの一つだったため、多くの事業部の参加で大会議となった。ところで、この次男は1996年、ソフトバンクに転職し、1999年8月には書籍のインターネット通販会社イー・ショッピング・ブックスを設立して社長に就任したという。富士通には、わずか9年しか勤務していない。昇格や昇給に不満だったのか、泣く子も黙る富士通の仕事環境が辛かったのだろうか、ソフトバンクに転職した。黎明期だったソフトバンクは、富士通以上に厳しい会社だ。勤務していた愚生の友人は、孫社長は若いが迫力がすごいと言っていた。次男は、3年でソフトバンクを退社している。設立した会社は、2009年にセブン&アイHD傘下に入り、セブンネットショッピングに社名変更した。しかし、セブンネットの業績は超低空飛行を続けていた。そこで、鈴木敏文会長は、2014年にセブン&アイHDの中間持ち株会社セブン&アイ・ネットメディアがセブンネットを吸収合併した。ところが、吸収された側の次男の康弘氏が、吸収したセブン&アイ・ネットメディアの社長に就任し、セブン&アイHDの執行役員に昇格した。まさに、情実人事で全く実績もない自分の息子を執行役員にしてしまった。さらに、わずか1年余で異例の出世を遂げ取締役に昇格させた。株も持たない鈴木敏文会長が画策したことは、有能な社長を排除して、無能な自身の息子に世襲させようとしたからだ。中内氏や伊藤家なら許されても、使用人だった資本家でもない鈴木会長には、絶対に許されないことだ。会社に多大な貢献をしても、所詮は使用人だと言うことを忘れていたようだ。株主がこぞって反対すれば通らない。鈴木会長の引退に伴って、次男・康弘氏も辞任するだろう。なぜなら、居すわれば針の筵に座っているようなものだ。富士通でも、ソフトバンクでも、使い者にならなかった人材に、株主が会社を託すはずはない。

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