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2016年5月 8日 (日)

J-REIT市場への資金流入が続く

2001pb19_2 日経平均株価が昨年末比で1割強下げるなか、東証J-REIT指数は1割近いプラスを保っている。超低金利が続くなかで、J-REIT市場への資金流入が続いているからだろう。10年物国債利回りのマイナス圏が定着し、東証1部の予想配当利回りは2%強程度だ。株は期ごとの損益で大きく株価は変動するが、不動産収入は稼働率さえ安定なら収入は一定だ。定期金利が=0%に近いなか、3%の利回りは魅力的だ。やはり、J-REITを押し上げたきっかけは、1月末に公表したマイナス金利政策だ。REITの決算報告書を読むと、いかに低い金利で借り換えるかと言う戦略が報告されている。半分弱の資金を、借入金でレバレッジをかけて運用するREITは、金利が0.1%下がると分配金が2%増えるという。会計明けの4月からは、運用難の地方銀行なども投資し始めた。愚生も過去に海外のREITや株式に投資したが、為替リスクが常に付きまとった。その点、J-REITは為替リスクがないことが安心だ。ただし、愚生がREIT物件を選択する場合、そのファンドの保有物件に注目する。将来の値下がりリスクを避けるため、投資対象を東京都心3区の物件に限ったREIT投資法人しか購入していない。田舎出身の愚生には、不動産の流動リスクを痛感しているからだ。ところで、今朝介護施設に入居している母と話をしたが、三菱重工と関西電力の株はどうかと尋ねられた。介護人をする美人の女性から株の銘柄を尋ねられたという。愚生の母は、株式投資で損をした記憶がないと自慢する。母の投資時期は、日本の高度成長期だっただけに、株式投資が最も簡単な時代だ。いずれにせよ、母が他人に株式銘柄などを推奨して、相手に損でもさせたら大変だ。今回ばかりは、知識も調査もしないシャーマン(祈祷師)の銘柄選びと同じだと厳しく注意した。そして、日本の指数は今後2~3年間は下降トレンドのため、無責任に他人に株など勧めるなと言った。しかし、そういう愚生はというと、自己矛盾が激しく小野薬㈱で大きなポジションをとっている。

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