日本に当てはめて考えれば納得がいく
英国のEU離脱が世界景気の減速や金融市場の混乱につながるとの警戒感で日本株は、大きく下げ1万5千円割れの年初来安値となった。欧州の株式相場も軒並み急落し、米国市場でもダウ工業株30種平均は急反落し、前日比610ドル32セント(3.4%)安だった。為替は円高に振れ102円前半となった。「弱い日本の強い円」著者:佐々木 融氏のEU離脱した場合の為替・日経平均予想がずばり的中した。事前では、経済的な問題を論じて、英国のEU離脱はないだろうとの予想だった。しかし、72%もの高い投票率となれば、貧しい英国人の数のほうが圧倒的に多い。その結果、職を奪われた人たちの声が投票に反映された。英国は、日本同様の島国だ。日本に当てはめて考えれば納得がいくような気もする。支那や朝鮮、ミャンマー、ベトナム、ラオスから毎年移民が押し寄せ、レストランの従業員や清掃員などがすべて移民してきた外国人になる。そして、税金も十分に納めない彼らが日本の医療福祉を享受したなら、我々はどう反応するだろうか。英国人と同様に移民制限やEUからの干渉がない離脱を選ぶ可能性は多い。人種や移民に対しては、日の沈まない大英帝国だった英国人のほうが、極東を根城にする日本人より遥かに寛容だろう。そう考えると、これから離脱を選択する西欧諸国もありそうだ。ところで、昨日の株価の暴落は、信用取引で買い立てていた投資家は、相当痛い目にあっただろう。短期的な株価は、市場の需給で決まる。やはり、株式投資はその企業の本質を見て、長期的にすべきだ。数か月間は、日本市場が英国のEU離脱で揺さぶられ荒れるような気がする。巷の事前予想とは、いかにいい加減なものかつくづく痛感した。愚生も株式の暴落で、多少の影響は受けたが、あまり気にならなくなった。やはり、歳をとったせいで、お金がそれほど必用でないからだろうか。
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