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2016年7月18日 (月)

傲慢不遜の石原慎太郎は嫌いだ

4889faba607252ea16cd4691210aa414 愚生は、元東京都知事だった傲慢不遜の石原慎太郎は嫌いだ。過去の国政選挙も含めて、彼に投票したことは一度もない。しかし、彼の歴史観には共感するものが多い。今朝の産経新聞への寄稿に、英国のEU離脱に触れている。中世以後の歴史は近世から近代、そして現代にいたるまで総じて白人による有色人種への支配と収奪の連続だった。(唯一、日本という有色人の近代国家を除けば)英国は、インドを含め世界中に植民地を構え、大英帝国と自称していた自惚れが今日自壊している。これは、端的にいえばヨーロッパの崩壊、世界における白人社会の衰退に他ならない。有色人種の土地を植民地化し、原住民たちを獣のように狩りたてていた時代、時の法王のパウロ3世は、「彼らは獣と見なしたらよろしい、ただしキリストに改宗させたら人間と見なせ」と言い渡した文書がバチカンで発見された。愚生も全く同感だ。14~15世紀当時の歴史観だったと思われるが、20世紀になっても同様だ。米国は、日本に原子爆弾を落とした後に、トルーマンは書簡で「私は日本が極度に残忍で野蛮な戦争国家という事を知っている」として「しかし彼らが獣なら、私たちも同じように行動しなければならないということでものない」と記した。一般のアメリカ人の間にも、日本人に対する人種差別意識が蔓延していた。当時のアメリカの雑誌には、「アメリカ人はドイツ人を憎むことを学ばなければならないが、日本人に対しては憎しみが自然と湧いてくる。これはかつてインディアンたちと戦ったときと同様に自然なものだ。」と載っている。この見方がすべてとは言わないが、当時の歴史観だったことは間違いない。弱肉強食の歴史において、今の倫理観で過去を裁くことは意味はない。これは、支那人や朝鮮人も学ぶべきだ。現在、EUに東欧や貧しい中近東・アフリカ地域から、大量に移民が押し寄せている。それは、過去の先進西欧諸国が犯した収奪の報いだ。石原慎太郎には、歴史観では共感するが、身内への随意発注、首都銀行東京の大失敗、多摩地区の予算削減、都立大の解体、大江戸線への名称変更と、ろくなことをしていない。謙虚さを身に着けない人物とは、どうも好きになれない。ただ、自民党都連会長のバカ息子石原ノビテルよりはましだと思う。

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