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2016年7月 2日 (土)

明日は我が身かもしれない

Img_0 とうとう7月になった。夏至を過ぎ、これから日は短くなる。早期退職したのは、6月30日だったため、7月というと愚生にとっては、4月のような仕事始めの月になる。勤め人が長かったせいで、自立して生きていくという経験は初めてだった。仕事が軌道にのるまで、「入るを量りて出ずるを為す」という諺通り、出費を厳しく抑えた。それまで、適当にやっていても、貰った給料をその月に使い切るということがない生活だった。間口が広がっていた分、爪に火をともすような生活は、みじめな気がした。ただ、年金生活になったと思えば、将来の姿だろうと自分に言い聞かせた。そうこうして過ごしているうちに、還暦を過ぎて年金生活になった。早期退職後、自営して稼いでいたため、年金をもらう分だけゆとりがある。たいした蓄えはないが、妻や周りには、お金はたくさんあると言うのが口癖になった。人前で憚るのがエチケットだろうが、ないよりあるといった方が気分はいい。お袋のお小遣、里子への仕送り、教会への献金など出費はあるが、お金は回っているようだ。ところで、これから先、何年生きられるだろうかと思うと不安になる。介護施設にいる母は、この歳でこの場所にいるとは思わなかったと愚痴る。本人自身は不満のようだが、かと言って自身で死ぬ気はない。長生きに感謝しなければならないのにと思うが、年老いて知り合いが少なくなったぶん寂しいようだ。愚生も明日は我が身かもしれない

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