DOS/VのPCでパソコン通信をしていた頃
昨日、so-netの光ケーブル敷設工事のため立ち合った。今頃、光ケーブルかといわれそうだが、愚生宅はNTT光ケーブルを東京都M市で最も早く(個人で)導入した。18年前に家を建て替えたときは、通信設備はISDNだった。その後数年してからADSLに切り替えて、光ケーブルとなった。割安キャンペーンや携帯電話とのセット割引のため、NTT⇒TEPCO⇒NTT⇒AU⇒so-netと遷移した。そのため、愚生宅には光ケーブルが3本も敷設されてる。愚生が思うに、光ケ-ブルといっても終端機器を除けば全く同じだ。so-netなどは、NTTからの借り受けた光ケーブルのためルータ以外に違いはない。ケーブルを共通にすれば、もっと効率的だ。光ケーブルデジタル回線は、インターネット接続の普及に従って伸びた。愚生宅のルータは、固定で2Gbps、wifi(無線)で1Gbpsというから隔世の感がある。愚生もネットワーク技術者だったことで、過去の懐かしい記憶がよみがえる。20年くらい前だろうか、愚生がDOS/VのPCでパソコン通信をしていた頃は、256bpsや2400bpsのモデム接続だった。アナログ電話回線は、電話機と電話局とを接続している。(光回線は全てデジタル回線)ADSLは、昔からの電話機に使われてきたメタル回線(アナログ回線)を利用して、通信速度を安価で大幅に高速化した。それまで使用したダイヤルアップ通信(音声信号帯域を使うデジタル通信)は、アナログモデムを使用する通信だった。つまり、音声信号の範囲内周波数(400~3,000HZ)で通信を行う。個人でインターネット通信をしようと思えば、当時はこれしか手段はなかった。アナログモデムは、一般的に300bps 1,200bps・・・9,600bps・・・・56kbpsだ。最高速度のモデムを使っても56kbpsしか出ない。しかし、電話局とモデムとの距離が遠い場合や回線品質が悪いと高速通信が難しいのでモデムは自動的にそれより遅い速度に切り換わり動作する。実際には、パソコン通信の黎明期モデムの速度は300bpsや1,200bps程度だった。現在のブロードバンドに比べると呆れる程の低速だ。そうはいっても、この通信は電信で文字を送る目的だ。そのため、デジタルデータを通信するには、遅くて不向きだった。それだけでなく、音声通話としてのバカ高い電話賃が請求された。うる覚えだが、通信費が数万円になることもあった。しかし、この普及した光ケーブルデジタル回線も、無線通信の速度が高速化されるに従い頭打ちになってきた。理論的には、無線通信の方が有線通信より速くなるため、この傾向は変わらないだろう。宅内でもセキュリティを除けば、LANケーブルが不要な無線wifi接続の方が使いやすい。ネットワークやコンピュータの技術革新は、ドッグイヤーや秒針分歩と言われる。愚生の頭をバージョンアップし続けるには、CPUが少し古くなってきたような気がする。
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