就職が決まった時は、素直に喜んだ。
明日は、夏休み最後の日だ。愚生が通った、小・中・高・大学とすべて夏休み明けの始まりは9月1日だった。そういうわけか、8月の末日は重苦しい気分だった。盆明けくらいから、夏休みの残り日を指折り数えることが多かった。ただ、大学時代は遊学していたせいもあって、田舎に数日帰る程度だった。そして、休み明けに試験があるわけでもなかった。そのせいもあって、夏休みの終わりといっても悲しい気分はなかった。しかし、大学4年時は、青田狩りが禁止されていたせいもあって、夏休み明けからが就職試験の本番だった。当時は、オイルショック後の就職氷河期だった。田舎の企業など、採用どころかほとんどが、倒産と向かい合わせだった。心細い気持ちで、就職活動をしていたことを思い出す。F社に就職が決まった時は、素直に喜んだ。そして、やっと卒業論文に取り掛かった。就職前までは、卒論など手につかず専門学科の復習や英字新聞を読みふけっていた。自主的にあれだけ勉強に没頭したのは、中学三年生以来のことだった。大学受験と違い、親元を離れた愚生には、これからの生活がかかっていた。キャリアを持たない新採で受からなければ、中途採用の道しかない。今は知らないが、大学院に進学するか専攻生で残るしかなかった。新採枠のスタートダッシュで躓くことのデメリットは大きい。今思い返しても、人生の大きな岐路だった。大学4年時は、付き合っていた彼女とも決別した。今ごろ、どうしているかと気にはなる。
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