自分には読み取れなかった書き手の心境だ
今日は、長野の介護施設にいるお袋に、家族ぐるみで会いに行った。帰省と重なる為、渋滞に巻き込まれるかと思ったが意外に早く行ってくることができた。そこで聞いた話では、実家の跡地に三階建ての集合住宅が建つという。愚兄はお袋に、一切内容を言わずに事を進めているとのことだった。実家の生前贈与を受けた愚兄は、土地を売却したのか活用するのかはしらない。愚生にとっては、全く関係のない話だ。しかし、実家を壊すにあたって愚生の記念品はさすがに捨てられなかったようだ。そこで、近所に住むお袋の介護施設に持ってきたという。お袋の依頼は、部室が狭くなったから、早く愚生に持っていって欲しいとのことだった。引き取った中には、小・中・高校の卒業記念アルバや大学時代の寄せ書き、絵画、達磨さんなどがあった。ほこりを払いながら、成人になった20歳と卒業時に貰ったクラブの友人の寄せ書きを読んだ。彼らの寄せ書きから思ったことは、当時の自分には読み取れなかった書き手の心境だ。書いた彼ら自身だって、今突きつけられれば、驕りや幼さが恥ずかしくて、消してくれと熱望するかもしれない。それはともかく、愚生が今まで抱いていた彼らへの漠然とした印象と、彼らの愚生に対する思いのずれが読み取れた。今ごろ、そんなものが判ったといっても遅いだろう。ただ、自分に好意を寄せてくれていた人物は好印象となる。それに引き換え、暗黙の内に愚生を傷つけようとした悪意の伏線を読み取って興ざめしてしまった人物もいる。今、どうしているかは知らない。しかし、そのような思い上がりは、自己の思いと現実のギャップの齟齬を生むだろう。冷たい世間の中で、悩んでいないか心配になる。
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