貧乏人は政治に興味を持つ
小さい頃、お袋に貧乏人は政治に興味を持つとよく言われた。その頃は、何の話かわからなかった。しかし、近くの八百屋さんや大工さんは、社会党候補の演説会に行ったと聞いた。愚生の生まれ育った北陸は、保守王国と呼ばれるくらいに自民党が強い地域だった。今もそうだから、過去形ではない。愚生の両親なども、どんな時でも自民党候補者に投票した。民主党が政権をとった時でも、自民党候補者を応援した。ぶれない姿勢には敬服するが、それほど政治や経済を理解して投票しているとは思えない。自民党=善で、それ以外を=悪と考えているらしい。そういう地域性のため、自民党以外の候補が選挙で勝つことはめったにない。これといった趣味もなかった親父は、勤め人を辞めた後は、政治の話しが多かった。日曜日のNHK政治討論会や時事放談を好んで見て論評していた。たまに帰省しても、愚生は政治には興味がないため、親父と議論もしなかった。お袋が言うように、親父も退職後は金を自由に使えないので、政治談議をしているのかと揶揄していた。ところで、ここ数日、愚生のブログを読み返せば、東京都知事選と東京都民の民度の高さの称賛ばかりだ。愚生は、東京郊外のM市に住んでいるだけだ。よく考えれば、愚生が偉いわけでも、自身を誇ることでもない。お袋の言うように、貧乏人が政治に興味を持っているだけだ。右寄りの愚生は、今回も自民党推薦候補には投票しなかった。ただ、投票した候補者が久しぶりに当選したので嬉しい気分だ。
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