戦争反対を唱えが戦地で戦った人は少ない。
今日は、送り盆。愚生が育った北陸は、浄土真宗の信者が多い。先祖が帰ってくるのに道が暗いと困るので、松明大きく振り回し明かりを持って迎える。一方、お盆の後にあの世に戻って行く先祖の霊も同様にして送る。「御招霊(おしょうらい)の爺、御招霊の婆」という掛け声をかけて、松明を振り回す。あの世から三途の川を渡ってこの世に帰ってくる道案内や目印なのだろうか。勿論、松明の飛び火の用心から、川べりで振り回した。しかし、愚生が中学生になるころ(50年くらい前)には下火になり、迎え火しか行わなくなった。愚生の家など、墓参りもお盆の前だけしか行かなかった。両親の信仰心が薄いことと、比較的新しい考え方だったことも原因したようだ。愚生の母は、軍事教練の竹やり訓練など、腹の中では馬鹿々々しいと思ったという。そして、あれだけ多くの戦死者が出たのに、昭和天皇が存命なのも納得はいかない。陸軍大将の東條英樹が自殺未遂で失敗するなど話にならないと厳しく批判する。戦前なら、不敬罪に問われるだろう。しかし、愚生も母の意見には全く賛成だ。愚生の父も、旅順の専門学校を出てから支那大陸から台湾・沖縄と転戦した。中国語や満洲語を話せるため、軍隊では重宝されたらしい。ただ、親父は余程支那で悪いことでもしてきたのか、戦争の話しは一切したことがなかった。最近、戦争反対を唱える戦争体験者は多い。しかし、内地で逃げ回っていただけで、戦地で戦った人は少ない。当時、戦争を煽ったマスメディア連中や政治家などは、身の安全を考えて内地に留まっていたのだろう。歴史は、勝利者が作ると言われる。勝てない戦争を遂行した当時の責任者やマスメディアの罪は重い。
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