まだまだ天寿は遠い気がする。
親子とは、不思議なものだ。お袋は、愚生に何を言ってもいいと思うから、傍若無人な愚兄をかばう。兄弟の仲裁をするのは、母親の務めだと思っている。戦前教育を受けた母と、今の権利について議論など無理だ。感情的・情緒的な言い方で反発する。そして、これまでお袋のためにと思ってやった行為まで全て否定する。母が兄に理不尽に扱われていることから、兄弟関係が悪化したとは思っていないようだ。振り返れば、兄はお袋に対して積年の恨みがあるようだ。次男に生まれた愚生は、跡取りではないということで、何の干渉もなく生きてきた。一方、長男という跡取りは、親の干渉をことごとく受けた。そして、自身の意見をはっきり親父に伝える勇気がなかったため、我慢することが多かったようだ。その屈折した考えは、愚生の常識ではとらえられない。お袋も兄も狭量な性格のため、ぶつかると大喧嘩になる。いずれにせよ、この先いくらもない母に苦情など言いたくない。しかし、一言の断りもなく、お袋や愚生の物を処分したことへクレームを付けると、「お前は金銭に汚い奴だ」と非難する。お袋のいつもの応酬話法は、相手をとことん貶めることで黙らすやり方だ。それは、愚生が母から暴言を受けても、長く根に持ったりしないことを知っているからだ。今回もいつもと同じだ。しかし、母にはいい加減に、少し大人になってもらいたいと思う。「三つ子の魂百まで」というから、90歳の母には未だ10年早い。10年待っても変わってくれるとは思えない。ただ、ああやって暴言を吐く元気があるうちは、まだまだ天寿は遠い気がする。
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