降る雪や明治は遠くなりにけり
8月6日は、広島に原爆が投下されてから71年目だ。米国では未だに、戦争の終結を早めるために、非戦闘員を無差別殺戮したと信じている人が多いようだ。その論理が成り立つなら勝てば官軍だ。勝てばなんでも許されるなら、戦争は負けたことが一番いけないことになる。米国の民度も、かなり低いと改めて思った。不快に思いながら、テレビを眺めていると、今日からリオ・オリンピックだ。オリンピックの開会式の入場行進をみるのは久しぶりだ。日本の入場は、104番目だという。愚生が地理を習ったのは50年くらい前だ。頭の中に全くない国々が、多数入場してくる。愚生の知識も古くなったと痛感した。技術者だった愚生は、仕事柄コンピューター関連の知識だけは逐次更新してきた。今年は、平成二十八年になる。有名な「降る雪や明治は遠くなりにけり」と昭和の初めに中村草田男が詠んだ俳句がある。愚生のような昭和20年代生まれの者は、そろそろ「昭和は遠くなりにけり」という感だ。系統立って勉強したのは学生時代までた。社会に入ってからは、自分にとって必要なこと以外は学ばなくなった。世界にどんな国々があろうが、仕事に関係がある先進国以外は関心がない。オリンピッくで入場行進する国を見て、つくづく世の中が変わったと思う。しかし、向学心がないせいか日本の入場行進を見終わってテレビのスイッチを切った。
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