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2016年9月13日 (火)

豊洲新市場の件は透明度云々いう以前の問題

20141012_97216techin_thum630_2 豊洲新市場で、土壌汚染対策として「盛り土」を行ったと説明してきたが、新市場全体の約3分の1で実施されていなかった。ところが、広報では盛り土をしたと業者や都民に虚偽報告がなされていた。小池都知事は、都幹部を前にして「いつ、どこで、誰が、何を決めたのか」を明確にする必然性があると語った。当たり前の話だ。専門家会議を経て土壌汚染対策にすでに858億円も投じられてきた。何の説明もなく、仕様変更するなどあってはならないことだ。愚生の住む東京郊外のM市は、情報公開の「透明度」は57位/全国812市区(日経新聞「経営革新度調査」)だ。東京都の豊洲新市場の件は、虚偽だったから透明度云々いう以前の問題だ。愚生が私事で東京都に問い合わせたことがある。その時に思ったことは、組織が腐っているという印象だった。病院の管理対象が50床以上は東京都、それ以下はM市という担当だ。同じ内容について都とM市に書面で問い合わせたが、東京都職員からの回答は書面ではなく電話だった。遅れた理由について、問いただしても要領の得る回答はない。話をして驚いたことに、記録文書というものが残されていないようだった。まず、個人の活動記録が週報や月報と言う形で報告もされていない。他部門への依頼でも、口頭で伝言するため記録データがなく検証できない。いったい何で、職員の達成率や成果評価をするのかと聞けば、そんなものはないと言う。愚生のようなIT企業で働く身には、親方日の丸の東京都職員の職務意識は異次元に感じられた。一方、同じ公務員でもM市の担当職員は迅速に対応してくれ、電話と書面での丁寧な回答だった。これなら、すべてM市に管理してもらった方が良いと思った。ずいぶん昔の話だが、商用でカリフォルニア州サンノゼにある子会社を訪れた。当時の日本人SVP(シニア・バイス・プレジデント)との会食中の話が面白かった。日本から良質の茄子やカボチャの種を持ってきて、米国で栽培しようとする。ところが、何故か米国で植えつけると、形が悪くただ大きいだけの野菜しか取れないという話だ。意味するところは、日本から来た米国駐在員も、着た途端に人が変わったように粗野になるという戒めだった。都職員も、これまでの環境が変わらない限り、新たな変革などは容易ではない。いっそのこと、局長以上は民間から登用するくらいの粗治療でなければ再生など難しい。

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