罪み深い者の代表例として娼婦が挙げられる。
オバマ米大統領を口汚くののしったことで、フィリピンのドゥテルテ大統領との初めての会談が中止になった。フィリピンのドゥテルテ大統領は、暴言王として知られる。このドゥテルテ氏は、フィリピン国内の治安改善のため薬物犯罪の根絶を掲げる。ただ、就任から2カ月余りで、警察官に射殺された容疑者の人数が1000人を超えた。これは、取締りという名で、超法規的な殺人を敢行している。容疑者を裁判もなく、殺戮するのであればフィリピンはもはや法治国家ではない。オバマ大統領が人権問題に言及するのは当然だ。愚生は、下衆の勘繰りで、一体どんな暴言を吐いたか気になった。その暴言とは、現地語で売春婦の息子と罵ったらしい。どうも、オバマ大統領が白人と黒人のハーフだったから、お母さんは売春婦だったと思ったのだろう。キリスト教の「新約聖書」の登場人物の中に「マグダラのマリア」という女性がいる。最近「ダ・ヴィンチ・コード」で、イエス・キリストの妻であったという仮説で、映画の中で取り上げられた。しかし、愚生の属するカトリック教会では、そのマグダラのマリアを娼婦だったと規定する。要するに、罪み深い者の代表例として娼婦が挙げられているからだ。そして、そこから生まれた子供も呪われた忌み嫌らわれた者だ。フィリピンは、長い間スペインの植民地だった関係で、カトリック教徒の国だ。ドゥテルテ大統領の暴言は、宗教的背景まで入れれば、かなりの言い過ぎだ。外交音痴な素人大統領には「井の中の蛙大海を知らず」という諺を贈りたい。そして、朴槿恵を他山の石とすべし。
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