海の森ならぬ「陸の森」
小池百合子都知事は、昨晩、都内のホテルで開かれた都議会民進党のパーティーに出席した。その来賓挨拶で、小池知事は競技会場計画の見直しで対立関係にある森喜朗組織委会長を念頭に、海の森ならぬ「陸の森」と一緒に物を進めてきたと会場の笑いを誘った。この森喜朗という人は、思慮浅いせいなのか、誰からも嫌われる。ソチオリンピックの浅田真央選手についても、「負けると分かっていた。あの子、大事なときには必ず転ぶ。」と発言してひんしゅくを買った。一方の真央ちゃんは、「私は別になんとも思っていない。森さんが後悔しているのでは・・」と大人の対応。歳を重ねれば、研鑽を積んで知恵がつくということではないようだ。東京五輪の組織委員会会長として、アスリートの努力を根底から否定するような発言には耳を疑う。滑稽なのは、日米首脳会談の際、ビル・クリントン大統領に「Who are you?」と言ってしまった。さすがにビルは、苦笑しながらもユーモアと受け止め、「I'm Hillary's husband」と答えた。ところが、森首相は、なんとそれに「Me, too」と答えた。どうも「How are you?」と「Who are you?」を間違えたことが原因の発端だったのだろう。笑うには辛すぎる失言だ。数えればきりがない。島根県隠岐島沖でロシアのナホトカ号からの重油流出時に「重油は山口や九州の方に流れていけばいい。」と発言。新国立競技場のデザインも、報道陣に対し「僕はB案の方がいいと思うね」「いかにもスポーツという雰囲気が出ている。ギリシャの神殿みたいな感じですね」とほめた。一方のA案については「ASEANの国のお城や古墳」と表現し「この中でスポーツ大会をやっているという明るさがない感じかな」と厳しい評価を下した。森氏がA案を批判しなければ、B案に決まった可能性もあった。全く困った人だ。いずれにせよ、世の中は不人気な森氏の反対方向に進む傾向があるようだ。今回、ボート会場の「海の森」を決めるにあたり、「陸の森」が難題だという小池知事のjokeは洗練されている。思わず吹き出してしまった。
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