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2016年12月

2016年12月31日 (土)

長生きには、いったい何文の得

C_1497_14_20070817_075439_03_v 今日は大晦日、一年の終わりのだ。一年を振り返って見て、何が愚生にとって大きなことだっただろうか。スポーツでは、リオ・オリンピックの活躍、作新学園の甲子園優勝、日本ハムの日本一といろいろある。しかし、どれも愚生の贔屓チームではないため、それほどの感激はない。他人には、つまらない事だろうが、愚生にとっては妻の長期入院だ。平生当たり前だと思っている健康が、いかに大切かをつくづく思い知らされた。健康に限らず、人は失くして初めて気づく事が多い。元気印のような友人が、頭が痛いと言いながら、病院にも行かずに脳溢血で死んでしまった。無病息災というが、実際は一病息災のほうが健康には良いのかもしれない。長生きを望む人は多い。しかし、長生きをしたからどうなのかと問われると、答えに窮する人も多いだろう。多くの高齢者が、良かったと思える人生を歩んだかと言えばすべてがそうとも思えない。愚生の母も、年明けた三月に卒寿となる。会えば、自分は長く生き過ぎたと愚痴を溢す。その一方で、インフルエンザの予防注射などには、怠りがない。愚生が小さい頃は、還暦や米寿などはよく耳にした。しかし、白寿、紀寿、茶寿、皇寿、大還暦、天寿という語彙は聞き覚えがなかった。昨今、社会保障費の増大が若者の将来を危うくすると叫ばれる。早起きは三文の徳と昔から言われているが、長生きには、いったい何文の得があるのだろうか。そう問いたくもなる。

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2016年12月30日 (金)

生まれ育った土地を離れる辛さ

E5af8ce5b1b1e381a8e3818de3819fe382a  昨日は、大学時代の別口の忘年会だった。自分が幹事ではないため、待つのも嫌だった。そこで、10分近く遅れ気味に行った。しかし、愚生以外は全て定刻に来たようで飲み会が始まっていた。勤め人を辞めたせいもあって、飲み会がめっきり減ってしまった。愚生の体には良いことだが、たまにアルコールを飲むと心身ともにこたえてしまう。弱くなったというか、正常になったのだろう。薬漬けにはなっているが、大病は患っていないため感謝しなければならない。年末年始と言うと、愚生のような田舎出身者にとっては、子供を連れで大移動の時期でもあった。今は、田舎の実家もなくなってしまったためその用もない。寂しい気もするが、介護施設に入っているという安心感の方が先に立つ。これまで、いくら帰省費用を使ったのかと計算してみると、田舎で新築一戸建が建つくらいの金額だ。東京生まれで、親の土地を受け継いだ人と比べずいぶん無駄な出費だ。ただ、田舎を持っているため方言や地方の文化にも親しい。そう考えると、田舎生まれも全てが悪いわけではない。約40年ぶりにあった学友は、理由があって、還暦を過ぎてから生まれ育った土地を離れて、東北地方に移り住んだ。愚生が慣れたかと聞くと、何度も泣いたという応えだった。若い時に見知らぬ土地に移り住むのと違い、還暦過ぎてからでは辛さが身に染みるようだ。若い時は、若さで順応したが、年老いてからでは身が持たない。そう思うと、長野の介護施設にいる母が、本人の希望とはいえ不憫に思える。

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2016年12月29日 (木)

三浦九段を生贄にして組織防衛を図った谷川浩司

2016122700000103asahi0007view 「三浦九段はシロ」だが「出場停止処分は妥当」という判断は、一方的に将棋連盟の肩を持った判断だ。馬鹿も休み休みいえと言いたい。裁判所で民事・刑事両方で争うべき問題だ。もし、このようなことが妥当だと認められるなら、今後怪しいというだけで、多くの棋士が出場停止になる。そして、冤罪が蔓延する。まず、相手を誹謗中傷して、竜王位を防衛した渡辺明は、必ず日本将棋連盟から除名すべきだ。公けの掲示板で根拠もなく、一億パーセント黒といった橋本八段は、一年間以上の出場停止。証拠もないのに、疑わしきは無罪などと、言いがかりをつけた羽生三冠も三か月程度の出場停止。論理性もなく誹謗中傷した千田五段は、半年間の出場停止。これ以外にも郷田王将や久保九段など処分対象者は数多くいるだろう。今回、三浦九段を中傷した棋士を、厳しく罰せなければ同じことが再発する。そして、連盟のためと言いながら三浦九段を生贄にして組織防衛を図った谷川浩司のような無頼漢は、永久名人の名に値しない。はく奪する前に、自ら返上すべきだ。また、A級11位からのスタートもおかしな話だ。事件を起こした渡辺明や羽生三冠より下位ではおかしい。将棋連盟の棋士とは、社会性がないことがよくわかったが、これほど馬鹿だとは思わなかった。いずれにせよ、金銭的補償は民事裁判で決めたほうが良い。竜王戦の賞金は5000万円程度だから、総額一億円程度の賠償は避けられないだろう。

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2016年12月28日 (水)

渡辺竜王や谷川会長を刑事告発すべき

Lif1612270044p1 日本将棋連盟の谷川浩司会長は、ソフト不正使用の証拠はなかったとする第三者調査委員会の報告を受け、三浦弘行九段に謝罪の意を表明した。この事件は、物証もなく憶測だけで処罰した現代の魔女狩りだった。犯した罪に対して、谷川会長、青野照市専務理事、島朗常務理事の3人を3カ月間、10分の3の減給では済まない話だ。第三者委員会では、

(1)三浦九段が不正を行っていないこと。

(2)連盟の出場停止処分は妥当であること

というが、なぜ妥当なのか裁判で争うべきではないか。

この事件の問題は、執行部が無能だったことと、渡辺竜王、橋本八段、千田五段の人としての倫理観の欠如から起きた。将棋ソフトウエアが問題であれば、電子機器の持ち込みに関する規定を整えることで済んだ話だ。三浦九段の指し手とソフトのそれとの一致率に関しても、実は一致率は状況によって20%ほどのばらつきが生じるとのこと。この点に関して、数学者や統計学者が学問的に証明したものではなく、教育も受けていない将棋指しの憶測だけでの邪推だった。一方、週刊誌に不正疑惑の記事が掲載されることが確定的だったというが、記事が原因で竜王戦が中止になっても構わないではないか。疚しいことのない三浦九段を犠牲にした谷川会長は、将棋界からの永久追放処分でも足らない。三浦九段には1月から復帰してもらいます。特別措置として三浦九段のA級の地位を保全は当然だろうが、11位はおかしい。いずれにせよ、今回三浦九段の冤罪が確定したことで、渡辺竜王は将棋界からの永久追放にすべきだ。竜王位や懸賞金も含め、三浦九段に渡すべきではないか。説明の中で、青野照市専務理事「三浦九段が30分も離席していたという指摘がありましたが、その場面は実際には6分、3分、分でした。対局相手の棋士には、錯覚があったのでしょう。」というから、甚だしい冤罪と侮辱だ。愚生は、今回の経済的補償を裁判で争うべきだと思う。また、渡辺竜王や谷川会長を刑事告発することも勧めたい。社会常識もない将棋指し連中が、三浦九段を私刑にしたことの償いには程遠い。

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2016年12月27日 (火)

事業価値の算定は、非常に難しい。

Logo_hyo 今朝の新聞に、東芝が2017年3月期に、米国の原子力発電事業で1000億円規模の特別損失を計上するという。医療事業の東芝メディコをキヤノンに売却したことで、粉飾決算がらみの膿を出し切ったのかと思いきや、また難題が湧いて出た。東芝の主力は、半導体と買収した米ウエスチングハウス((WH)原子力事業だが、その一方が特損を出すという。事業価値を見極めることは、非常に難しい。東芝と、売却元の米シカゴ・ブリッジ・アンド・アイアン(CB&I)と資産価値の算定のかい離が約3000億円に上るという。東芝の原発事業は前期にもWHを中心に約2500億円の減損損失を計上しているから、今回の減損処理でお終いになるのか。半導体や原子力事業は、漁業と同じで網を打ってみなければ魚が入るかどうかわからない。浮き沈みが多い事業が主力だから、この先、三洋電機のようにならなければと心配になる。東芝は、同じ総合電機といっても日立製作所や三菱電機と違い安定性を欠く。愚生がF社に勤務していたころ、IBMとの和解金や買収したICLのれん代の償却などで、貸借対照表上の記載とはいえ、ずいぶん長い時間をかけて解消していた。キヤノンなどは、コピー機の消耗品やプリンタのアフターサービスで儲ける。こういうキャシュフローが潤沢に儲かっている会社なら、何を買収しようが財務体質は盤石だ。一方、半導体事業などは、博打と同じで損益が外部環境で大きく振れる。東芝の株は、投機対象としては面白くても、投資対象にはならない。そういう愚生も、カレンダーがいらなくなったことと、将来性が見えないことでキヤノンの株を売却した。一方、長期に持ち続けている株は、日立製作所だ。どうしても社内事情をよく知るF社の株は、長期保有する度胸はない。

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2016年12月26日 (月)

台湾人と支那人、朝鮮人は民度が違う

148266332327_20161225 支那や朝鮮には「溺れる犬は棒で叩け」という諺がある。クリスマス・イブ午後、ソウル・光化門広場では、朴槿恵大統領退陣要求集会に55万人もの市民が参加した。その集会で市民は、朴大統領の即時退陣、憲法裁判所の迅速な弾劾判断、黄教安代行の辞任などを要求した。日本人なら、司法に委ねて結果を待つ。市民が騒いだところで、裁判所の判決に影響することはない。法治国家なら、当たり前のことだ。また、外乱で判決がころころ変わってはたまらない。韓国と国際条約を結んでも、「規則は相手が守るもの」というお国柄だから意味をなさない。もと売春婦だったお婆さんに、日本から送ったお金を配ったが、未だに慰安婦像は撤去されていない。ゆすり・たかりが朝鮮文化といえば身もふたもないが、近代国家なら国際条約は守って貰いたい。ロシアのプーチンも食い逃げしたが、安倍総理は気前がよすぎるきらいがある。鳩山由紀夫もそうだったが、苦労しないで育った人は、人は悪くないが騙されやすい。相手がすべて自分と同じだと思っているらしい。米国のオバマ大統領も、つい最近まで支那が近代国家だと思っていたらしい。お粗末としか言いようがない。その点、外交が素人だといわれるトランプ次期大統領は、支那に言いたい放題だ。そもそも、一つの中国などバカな話はありえない。台湾は、台湾人で支那人とは違う。日本の植民地だったせいで、近代国家の礎はずいぶん昔からある。一方、同じ環境を享受しても、朝鮮人ときたら元の木阿弥になってしまう。民度の違いとは、恐ろしいものだ。

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2016年12月25日 (日)

キリスト生誕は12月25日でないことは確か

1485_ghf  クリスマスが終わると、もう正月だ。日本では、クリスマスというと信仰に関係なく便乗して祝う人が多い。そもそも、XmasとはX(ギリシャ語でXristosの頭文字)+mas(礼拝)の造語だ。Xristos(クリストス)とは「油を注がれた者」、つまり「救世主」を意味する。ところで、イエスの降誕が記されているのは、マタイとルカの福音書だ。最初に書かれたマルコの福音書には、イエスの降誕など記述されていない。マタイとルカの福音書によれば、イエスはユダヤの町ベツレヘムで処女マリアより生まれた。処女懐妊という記載は、イザヤ書7:14の 「あなたたちにしるしが与えられる。見よ、おとめ(ヘブライ語ではアルマー)が身ごもって、男の子を産み」 という箇所で、ギリシャ語訳で「乙女」を「処女」とした誤訳だという説が多い。マタイ福音書では、ヨセフとマリアがベツレヘムに居た経緯の詳細は記述されていない。一方、ルカ福音書の場合は、住民登録のためにマリアとともに先祖の町ベツレヘムへ赴き、そこでイエスが生まれたとある。新約聖書とは、旧約聖書の証であるため、「ベツレヘムは古代イスラエルの王ダビデの町であり、メシアはそこから生まれるという預言(ミカ書5:1)」から採用された箇所だろう。そして、マタイ福音書では、東方の三博士が星に導かれてイエスを礼拝しに来る。ルカ福音書は、ベツレヘムの宿が混んでいたために泊まれず、イエスを飼い葉桶に寝かせる。そのとき、天使が羊飼いに救い主の降誕を告げたため、彼らは幼子イエスを訪れる。「牛はその飼い主を、ロバは持ち主の飼葉桶を知っている。それなのに、イスラエルは知らない。わたしの民は悟らない。(イザヤ 1:3)」という箇所から、馬とは関係がない牛とロバが記されている。新約聖書とは、イエスの磔刑場面をはじめ、ほとんどが旧約聖書から転記されたものだ。愚生の覚えでは、ユダヤ教改革派のイエス一派(キリスト教徒は後の呼び名)が自分たちの権威付けをするために新約聖書が必要だったようだ。 そして、クリスマスの由来は諸説あるが、古代ローマで冬至の日に行われていたお祭りが、イエス・キリストの生誕祭と結びついたといわれる。実際のところは、よくわからない。ただ、イエス・キリストの誕生日が12月25日でないことだけは確かなようだ。

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2016年12月24日 (土)

老後は身の丈にあった生き方が重要

Img003  毎年、年末になると、この一年間何をしていたかと振り返る。その結果、これからどうして行こうかと身の振り方や考え方を再考する。ここ数年を思い返せば、病院通いが多くなったことだ。年金生活者となった今、儲けることは考えていない。もちろん、才覚があれば余裕資金の運用でバラ色の夢も可能だ。ただし、バック・トゥー・ザ・フューチャーのように、先々を見通せる雑誌でも持たない限り難しい。投資歴だけは長い、自分の過去を清算すれば、身の丈にあった生活を送ることが一番理にかなっている。少子高齢化の立ち位置で、容易に予測できることはある。年金の枯渇と地方や郊外の土地実需が減ることだ。今後、既存の受給者であっても年金支給額が一層低下する。そして、地価は長期で見れば、都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の一部を除けば下げ続ける。実需が減る理由は、購入者が少なくなるからだ。特に、郊外や地方に行けば、値段を付けても売却ができない不動産が多く、ババ抜き状態だ。そのくせ、地方税収の半分が固定資産税だというから、「固定資産税路線価」をあまり下げない。当然、「相続税路線価」も下がりにくい。公示地価の8割程度が目安とされている路線価格だが、実需とのかい離がどんどん大きくなる。しかし、取引が成立しなければ土地価格は下がらないため、購入しようとすれば高いが、売却しようとすれば二束三文となる。トレンドの先を行く、リゾート地に建設されたマンション人気のない別荘地などを散見すれば容易に納得できる。越後湯沢に、1990年前後に数千万円で販売されたマンションでも、数十万でも売却できない物件もある。首都圏でも、都心回帰が続く限り、デフレが止まったとしても地価低下のトレンドが変わるとは思えない。こう考えると、土地は自宅以外の目的で取得するものではない。そして、親から相続した土地といえ、半値八掛けであっても早期に処分すべきだ。いずれ、時が経てばその価格に近づくだろうから、持ち続ければ固定資産税を支払う分だけ損をする。つくづく、老後は欲の皮や見栄を排して、身の丈にあった生活を送ることが重要だと思う。

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2016年12月23日 (金)

渡辺明に大山康晴名人はなんと言うか

Image77741   将棋の竜王戦七番勝負は、ここまで3勝3敗で最終局が新潟県南魚沼市で行われた。結果は、渡辺明が勝ち、竜王戦2連覇で、「竜王」の通算獲得数は11期となった。今回の挑戦者は予選を勝ち抜いた、渡辺竜王に3連勝中だった三浦九段に決まっていた。ところが、渡辺明が竜王戦直前に、三浦九段は不正をしていると週刊誌や将棋連盟に訴えた。その理由は、三浦弘行九段が対局中に将棋ソフトを不正に使った疑いがあるとい内容だった。ただし、物的証拠もなく憶測での誹謗中傷だった。ところが、将棋バカと言われ社会常識の欠落した谷川将棋連盟会長が、物証もなく三浦九段を出場停止処分にした。そして、タイトル保持者の渡辺明竜王と予選で敗退していた丸山忠久九段との対戦に変更した。対局のあと渡辺竜王は、直前で挑戦者が変更されたことについて、「簡単に割り切れるものではなく、いろいろなことを思いながら対局していました。去年、竜王に返り咲き、すぐには手放したくなかったので防衛できてよかったです」と話いる。しかし、タイトルを防衛したいからと、妄想で相手を週刊誌などで中傷を繰り返した渡辺明に、竜王の資格があるだろうか。読売新聞が主催する竜王戦の権威など地に落ちたと言うしかない。過去を振り返れば、空白の一日や早大偽装事件など、読売新聞の悪行は数限りない。私の段位証明書にも渡辺明のような無頼漢の署名があるのが恥ずかしい。丸山九段のスーツ姿で戦った気持ちが、痛いほどわかる。このような姑息な手段で竜王戦に勝った渡辺明に、大山康晴名人が生きていたら、なんというだろう。大山康晴会長の後に、日本将棋会長職に就いた中原誠は不倫米長邦夫に至っては女性の1000人切り発言と博徒まがいの面々だった。谷川、お前もか、と言いたい。

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2016年12月22日 (木)

日本郵便は、いかにもお役所仕事

2122676_1_418_276_3 日本郵政グループのホームページに、「年末年始は高速道路等の交通渋滞の影響により、ゆうパックおよび郵便物等のお届けに1日程度の遅れが生じることがあります。」とある。愚生は、12月2日に母と義母に京浜地区のとある郵便局から筒形に巻いたカレンダーを送った。12月12日になっても届いていないようなので、発送依頼先の郵便局に問い合わせた。富山県T市の義母は、問いあわせた翌日にカレンダーを受け取った。そして、長野県S市の介護施設にいる母は、12月21日になってようやく受け取った。当初は、郵便が到着しても、施設内での配布遅れかと思っていた。しかし、どうもそうではなさそうだった。今回、あまり遅いので紛失届を提出したところ、最寄りの集荷郵便局から調査経過が来た。その報告では、京浜地区の集荷郵便局からは、定刻に発送されているようだった。カレンダーの受け取りが、富山県T市と長野県S市で9日も違うということから、発送先の郵便局に留め置かれていたらしい。確かに、来年のカレンダーなどは急いで配布する必要がないと判断したのだろう。しかし、一本当たり300円も配送料を取っておきながら、断りもなく放置しておくとは、いかにもお役所仕事だ。書留でないとはいえ、確実に届くことを前提に料金を支払っている。いつ届くかわからないような配送業者であれば、はじめから依頼などはしない。ヤマト運輸などの宅配便業者に、ゆうパックが太刀打ちできないことが納得できる。民主党政権下でも、郵政の民営化は大きく後戻りした。政権交代が実現された後、民営化推進派である西川善文社長が「政府と隔たりがある」として辞任した。そして、次期社長として元大蔵省事務次官である斎藤次郎を起用した。生き馬の目を抜く競争社会で、親方日の丸の天下り官僚に当事者能力がないことはあきらかだ。民主党(現在の民進党)という政党は、つくづく日本発展の妨げになることしか行わない。まるで他国の傀儡政党かと思ってしまう。そういえば、党首も二重国籍問題でいつ日本人になったのかわからない。蓮舫が頭を務めるにふさわしい政党だ。

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2016年12月21日 (水)

韓国国は、形ばかりの法治国家

Korean 韓国という国は、改めて形ばかりの法治国家だと思い知らされた。それは、慰安婦問題の学術書「帝国の慰安婦(著者、朴裕河パク・ユハ世宗大教授)」が、元慰安婦の名誉を傷つけたとして争われているからだ。検察は、朴氏が著書で慰安婦は「日本軍と同志的関係にもあった」などと虚偽を記述したことが名誉毀損にあたるとしている。これに対し、朴氏は、元慰安婦の女性らに直接意見を聞くなどして慰安婦問題の研究を25年間続けてきた経験を述べた上で、「元慰安婦の女性らの名誉を傷つける意図は全くなかった」と訴えた。そもそも韓国では、慰安婦が売春婦だったということが明らかにされていない。勿論、彼女達が貧しいゆえに親に売られて、売春婦として遊郭で働いていた事実は痛ましい。なにも、植民地解放のための大東亜戦争だけでなく、朝鮮戦争やベトナム戦争でも戦場の軍隊の性処理のために売春婦は存在した。オランダのアムステルダム、ドイツのハノーバーなど、現在でも公設売春宿はある。さらに言えば、赤線地帯の後に営業が許可されてきたソープランドも事実上の売春施設だ。売春強国と呼ばれる韓国は、世界中に15万人も売春婦を提供している。日本にも、ビザなし渡航で多くの韓国人女性が来日して、大久保あたりで売春婦として働いている。朴教授が事実を記したとしても、名誉棄損に当たるはずはない。名誉を傷つけられたという元慰安婦の女性が出廷し、「憤怒を感じる」と述べたことは納得する。しかし、怒りの矛先は著者の朴教授ではなく、自分の両親や当時の朝鮮半島の貧しさではないか。こんなものが、名誉毀損なら、韓国には表現や研究の自由がない。そもそも、当時の売春婦だったお婆さんに、名誉などという言葉を使うことがおかしい。

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2016年12月20日 (火)

どんな恨みを三浦九段に持っているか

Sid0022538  日本将棋連盟主催で、曰く付きな竜王戦第7局が12月21日~22日に、新潟県魚沼市で開催される。本来の挑戦者だった三浦九段を、渡辺竜王の告発と将棋バカとしか言いようのない谷川会長によって、挑戦者を丸山九段に差し替えられた。将棋連盟のホームページの写真にもあるように、丸山九段は不本意なのかタイトル戦の正装である和服を着用していない。そして、この事件が明るみになるに従い、物的証拠もない憶測による冤罪だった様相が強くなってきた。この処分に絡んだ羽生三冠は、孫正義育英財団の評議員に就任とある。いったい、どの面をさげて就任するのだろう。疑わしきは罰せずなどと、物証もなく三浦九段を中傷した羽生三冠にその任が務まるとは思えない。少しでも反省の気持があるなら、固辞すべきだ。愚生も、この事件が冤罪の可能性が強くなってからは、NHKで放送された将棋関連の撮り貯めたビデオは一切見ていない。というか、三浦九段に対するヤクザまがいの日本将棋連盟の対応で、見る気がしないというのが実情だ。今尚、連盟からは三浦九段に対する補償や賠償が示されていない。順位戦の対屋敷九段戦の不戦負も納得がいかない。対戦を年明けにずらせば済むものを、三浦九段のA級順位の降格を狙って不戦敗にした。日本将棋連盟や渡辺竜王、谷川会長、羽生三冠などは、どんな個人的恨みを三浦九段に持っているのだろうか。これまでの対応を見る限り、将棋指しという連中は、程度の悪い博徒の集まりとしか見えない。このような人材がいつまでも蔓延るなら、将棋を日本文化から早期に排除すべきではないか。

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2016年12月19日 (月)

日本製といっても、ロゴと操作説明書だけ

Jisakupasokontoha  昨日、注文してあったキーボードとマウスが届いた。金額は三千百円だった。ヨドバシ・カメラのポイントを持っていたので、それを購入に充てた。これまで、10年以上も使用していたため、キーボード文字が擦れて見えなくなったことが理由だ。そして、USBポートの口が不足気味だったので、無線(USB)接続の製品にして空きポートを増やした。愚生は、コンピューター企業に勤務していたせいで、パソコン製造の実態を知っていた。そのせいか、20年以上前は、部品やCPUを自分で組み立てて、自作パソコンを制作していた。会社から、必要なコンピューター部品を家に持ち帰って制作したため、非常に安く製作可能だった。既に時効は成立し、退職金も頂いているため、素直に罪を告白する。その後、デルやHPなどが完成体を安く販売したため、不安定な動作をする自作パソコンは作らなくなった。今は、何十台目になるかは知れないが、中国からレノボ製品の本体だけを購入している。ディスプレイは、DisplayPort→HDMI変換ケーブルを使用してシャープ26インチテレビに接続。電源のオン・オフ動作は面倒だが、狭い部室なのでテレビ兼用で効率が良い。パソコンなど、どこの製品であっても使用されている部品は、ほとんど変わらない。信頼性がある程度担保できれば、安い製品が一番だ。愚生の友人にも、パソコンを調度品だと勘違いして、ずいぶん高価な日本製品を買っているひともいる。日本製といっても、ロゴと操作説明書だけという実態を知れば、馬鹿らしくなるだろう。愚生が最初に買ったDOS/Vのパソコンとプリンタは、ボーナスを叩いて買った。今から思うと、隔世の感を禁じ得ない。

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2016年12月18日 (日)

降る雪や 昭和は遠く なりにけり

3b990a98 今日は愚生の誕生日だ。この歳になると、誕生日だといってもうれしくはない。どうしても、あと何年生きられるだろうかなどと、後ろ向きに考えてしまう。愚生の同級生名簿の中にも、物故会員となる人が増えてきた。愚生の高校の同窓会名簿は、60歳以降になるとクラス単位ではなく、あいうえお順に名前が記される。自分のクラス名など覚えていない人が多くなるからだろう。愚生も60歳を機に高校の同窓会を抜けた。お金を払い込むことが馬鹿らしいのと、田舎から疎遠になったことが理由だ。そのせいで、60歳以降、愚生の育った田舎からの音信も途絶えた。寂しいような気もするが、田舎に帰っても親しい友人もいない。高校までの知り合いといっても、子供の付き合いだったせいか、あえて再会したい思う人はいない。還暦近くになってからは、頻繁に会うようになったのは大学時代の友人だ。そして、話題になるのは音信不通になった学友の近況などだ。小津安二郎監督の『秋日和』という1960年製作の邦画がある。その映画とは、ずいぶん違う場面だが昔を思いめぐらす気持ちは同じだ。出演俳優は、佐分利信、中村伸郎、北竜二、原節子、司葉子という、そうそうたる面々だ。端役で受付の女性社員として登場したのが岩下志麻というから、テレビが普及していなかった頃の映画界の充実ぶりが伺える。そして、中村草田男の詩を「降る雪や 昭和は遠く なりにけり」と詠みたくなる。脳裏を駆け巡ると、歳月の流れを感じる。古き良き思い出は、遠くに行ってしまったようだ。

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2016年12月17日 (土)

パソコンやスマホで指定席を予約すべき

191592356_624   産経新聞に、東京駅→仙台駅は十分に空席があるのに、途中駅の宇都宮駅→仙台駅の席が取れないとの記事があった。この新聞記者は宇都宮に単身赴任中で、東京にいる家族と一緒に仙台に帰省しようとした。そこで、1ヵ月前にJR宇都宮駅の券売機で、東京→仙台の妻と子供の分2席を取ったところ空席は十分にあった。しかし、宇都宮→仙台を検索したところ、同列車の指定席はすべて満席を示す「×」マークだったという。乗車券販売システムのトラブルだと思い、みどりの窓口に問い質したが、そういうシステムになっているとのことだった。JR東日本大宮支社に電話したところ、「指定席の数は駅ごとに割り当てられている。東京駅や上野駅など都内の駅は多く割り当てられていて、宇都宮は少ない。」との回答だった。この記者が「東北新幹線の列車で宇都宮に停車するのは一部だ。宇都宮に停車する列車は、宇都宮からの乗客を優先するのが筋だ。」と反論することも説得力はある。しかし、JR東日本からすれば、都内からの満席が見込める繁忙期に、利益を優先するのも筋が通る。まず、愚生がこの記者に言いたいのは、券売機などで切符を買わずに、パソコンやスマホで指定席を予約すべきだ。それだったら、1ヵ月前の10時きっかりにアクセスが可能だ。そもそも、券売機に並ぶなどネット端末を使わない予約は非効率だ。出張が多かった愚生は、帰省時のような繁忙期でなくとも、小田急やJRの切符は全てパソコンで予約する。そして、暇を見つけて券売機で発券している。いずれにせよ、定員以上の申し込みには、誰かが溢れるのは事実だ。利益優先の企業論理は、記者の反論より説得力がある。ところで、愚生が宇都宮などの東京近郊に行く場合、新幹線の指定席予約をしたことはない。なぜなら、都内の通勤列車の混雑に慣れているせいだ。大宮→宇都宮間など、新幹線では僅か23分で着いてしまう。そして、自由席だと520円も安い。

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2016年12月16日 (金)

対面販売できる顧客はいない

Reitdevice  大阪地裁で行われた、三井住友銀行が被告となった損害賠償訴訟は、原告の重度認知症女性の全面的な勝訴だった。認知症の高齢女性は、要介護度は2というからかなり重症だ。三井住友銀行の行員は、「銀行の預金は利率が低いので、MMF(債券中心の投資信託)のほうが有利だ」と投資を勧誘してきた。愚生が思うに、MMFの推奨は妥当だと思うが、手数料が高い銀行からの購入などはしない。そして、2007年に、不動産投資信託証券のグローバルREITオープン6000万円分を借り換えて買わせた。これがサブプライムローンで大幅な評価損となり、分配金を相殺した損益は大幅にマイナスとなり、損失は約2000万円に達したという。三井住友銀行内部では、「コンタクト履歴」という書類で、経緯を管理しているという。それには、認知症にもかかわらず、明晰に話しているかのように記載されていた。判決文には、医療機関の診断からみて、原告が「本件商品の各種リスクを理解することができる状態であったとは考え難く」として、「このような状態にある原告に本件取引を勧誘したことは、顧客の意向と実情に反して明らかに過大な取引を積極的に勧誘し、適合性原則に著しく逸脱したものというべきである」と断じた。また、被告のコンタクト履歴については「女性の発言内容等について虚偽の記載をするなどその信用性は乏しい」と言及。そして被告に対し、原告へ2055万円の支払いを命じる判決が下った。その後の控訴審で、三井住友銀行は2400万円を支払うとして和解に至った。この事件で、愚生が思うには、銀行員が一概に悪いとは思わない。三井住友銀行が販売手数料目当てに、海外REIT投信を知識もない顧客に買わせる営業姿勢だ。ネット証券で売買すれば、手数料が0円のものもある。一方、銀行の対面販売は、3%+消費税が一般だ。6000万円なら、180万円も購入時に銀行に手数料が入る。銀行は、濡れ手で粟で儲かる。今回、認知症患者と言うが、海外REITなど病気でなくとも容易に理解できる投資ファンドではない。ましてや、リーマン・ショックの前であれば、不動産ファンドの危険を知る由もない。そもそも海外REITの扱いにくいのは、利回りより為替レートの変動が損益に大きく影響する。不動産利回りなど数%しかないが、為替が20%も円安に振れれば、円換算で一年で30%も上昇する。愚生に言わせれば、6000万円⇒4000万円約33%の損失だから、この時期としてはそれほど大きいとは思わない。DJ Equity All REITは、指数で350⇒90と約75%くらいまで下がっている。一方、国内REITであっても、2500⇒1000くらいだから約75%下落。原告の購入時期は、円高と不動産ファンドの暴落で、踏んだり蹴ったりだった時だ。問題は、このリスクを説明しても相手が理解できるかだ。こう考えて、対面販売できる顧客を捜せば、だれもいないことになる。要するに、銀行がこのような商品を販売することが問題だ。証券会社であれば、うさん臭い株屋だと初めから警戒する。ただ、原告は一時的に損失を被ったと訴えたが、長期に保有していれば、少なくとも今まで持っていれば、十分利益が出たはずだ。投資は、利益の生まない投機ではない。国内REITなど、都心回帰の中で、長い目で安定な利回りで分配されるファンドを選択すれば、リーマン・ショックのような惨事がなければリスクは少ない。

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2016年12月15日 (木)

昭和の化石と言ってやりたい。

Tywkw0yc  今朝は、8月にKDDIからソネットNURO光に切り替えたキャッシュバック申請日だった。申請は手続き期間は、2016/12/15~2017/01/28までとあるから45日間しかない。忘れた頃に、申請期間が設定されているため紛らわしい。前回の申請日の記歴は、2014/11/17とあるから、二年前にもキャッシュバック欲しさに光ケーブルを切り替えたようだ。愚生がISDNから光ケーブルに切り変えたのは、ずいぶん昔だ。東京都M市で、個人が光ケーブルを引いたのは愚生が初めてだった。何故それが判るかというと、M市に光ケーブルが開通する日を、愚生宅だけはNTTに頼み込んで、数日早くして貰ったからだ。当時、NTTも販売に積極的だったようで個別に対応してくれた。その後、何度かケーブル会社を変えたため、愚生宅にはNTT、KDDI、そして今回のソネットを含め、電信柱間から三本も引かれている。無駄なことだと思うが、背に腹はかえられない。今回は、「NURO 光」25000円キャッシュバック+「NURO 光」×「NURO 光 でんわ」プラス5000円で合計30000円キャッシュバックとあったので、55000円かと思っていた。しかし、どうも25000円にプラス5000円ということで30000円だった。紛らわしい書き方だが、それでも三万円も貰えるので、愚生としては、ほくほく顔だ。違約金の9000円を差し引いても十分にプラスになる。今回の切り替えで、ルーターが新しくなり速度や無線LANが早くなったことで十分メリットはあった。驚いたことには、PC画面でブラウザから手続きをすると、5分も経たないうちに銀行口座にキャッシュバック金が振り込まれた。つくづく、ネットワーク社会の基盤の充実が感じられる。ずいぶん昔に、デジタルデバイドという用語がもてはやされた。今でもガラケーを使っている人には、昭和の化石と言ってやりたい。

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2016年12月14日 (水)

安倍首相の思慮浅い拙速な言動

Tohoku_3_hokkaido_hopporyodo   明日から日本を訪問するプーチン大統領は、日本テレビなどのインタビューに答え、1956年の日ソ共同宣言には色丹、歯舞2島の引き渡ししか書かれていないと指摘。択捉、国後を含む4島を問題にするのは共同宣言の枠を超えていると、日本側が求める4島返還に厳しい姿勢を示した。そして、北方四島での共同経済活動についてもロシアの主権下での条件だという。そもそも、プーチン大統領は島を日本に返す気など更々ないようだ。恐れ多いが、愚生がロシアの大統領であっても二島返還であっても応じる気はない。ロシアは、クリミアを不法占拠で強奪した国だ。簡単に返すことを期待する方がおかしい。いずれ、ロシアが貧乏国家になり、四島を売り渡す気になるまで返ってこない。安倍首相の拙速な言動には、愚生はハラハラさせられる。9月の首脳会談では、手ごたえがあると言っていたのだから、プーチンの腹の読み間違いも甚だしい。家業で政治家をやる安倍首相と「ソ連国家保安委員会KGB」出身のプーチンとでは、どだい役者が違うような気がする。勝てば官軍と言うが、日ソ中立条約を破棄して対日本に参戦したロシアに、北方四島を占領する正当性はない。長い時間がかかっても、次の世代に引き継いで解決すべき事案だ。安倍首相の思慮浅い拙速な言動で、戦後70年間の日本の粘り強い交渉を無にしないで貰いたい。

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2016年12月13日 (火)

愚生にとっては大切な思い出

Sna11_2 今朝の日経新聞電子版に、ソフトバンクグループがサウジアラビアの政府系ファンドと共同で設立する「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」へ、アップルは約1150億円の出資をするという記事があった。この投資ファンドは、テクノロジー分野などに投資するそうだ。そういえば、孫正義社長は、先日、トランプ次期米大統領と「トランプタワー」で約45分会談した。総額500億ドルを、米国で情報技術分野を中心に新興企業に投資し、5万人の雇用を生み出すと発表していた。実際に、約束通り実行されるかどうかは知らないが、愚生の考えが及ぶ範囲ではない。素直に孫氏を尊敬するしかない。可能性は何時も無限にあるのだから、環境が云々という言い訳はきかない。やはり、先見性が最も重要な要素だとつくづく思う。たいした足跡も残せなかった愚生だが、思い返せばいくつかの岐路での決断で、サラリーマン人生を乗り切った。愚生が管理職試験に受かって、課長職に就いた1990年頃は、情報産業に大きなうねりが押し寄せていた。IBM 1974年に開発したコンピュータ・ネットワーク・アーキテクチャ「Systems Network Architecture ( SNA ) は、政府、自治体、銀行、金融機関のトランザクションネットワークなどに広く使われ、企業向けの大規模ネットワークでは事実上の標準だった。ただし、SNA ネットワークは、今普及しているTCP/IP ネットワークと比較して非常に高価なものだった。富士通は、IBMを踏襲して「Fujitsu Network Architecture ( FNA )」を構築した。日立は、HNAと呼んで同様な対応をしていた。その後、ネットワークの普及で、通信の考え方を国際標準化する必要が出てきた。その為、ISO(国際標準化機構: International Organization for Standardizationにより、1983年にOSI参照モデルOpen Systems Interconnection reference modelが制定された。これはIBMSNAを参考にして、ネットワークを階層化して定義したものだった。ただし、IBMとは細部は異なる。異種間ネットワークの結合には、OSI準拠が必須だったため、富士通の通信機器もOSI対応に取り組んだ。ところが、インターネットの普及でネットワークは瞬く間に安価なTCP/IPに移行してしまった。こうなると、TCP/IPというネットワークプロトコル伝送路を使用しないで、独自に構築するなど考えられない。TCP/IPを鉄道の線路と考えれば解りやすい。新幹線を走らすのに、新たに制御機器、線路の敷設を地球規模ですることと同じだ。当然、FNAを世界標準基盤になったTCP/IP伝送路に流すことが必須になってくる。特に、トランザクションネットワークなどでは、ホスト側アプリケーションに変更が伴うなら普及はしない。そして、オフィス機器のネットワークの伝送路との共用も求められる。なぜなら、印刷機器などホスト専用、オフィス専用、UNIXマシン専用などと設置すると、無駄が多いためだ。当時、廃れ行くレガシー・ネットワーク機器の担当課長だった愚生には、将来の展望など望めなかった。マイクロソフトは、自社のLANを捨てて、新OSWindows3.51NTTCP/IPを標準搭載してきた。ビル・ゲイツは先を読む感性が素晴らしいと感心させられた。愚生も、このままではサラリーマン人生を座して死を待つしかない。それならと、すべてのネットワーク機器をTCP/IPプロトコル上に乗せ、ホスト専用、オフィス専用、UNIXマシン専用を回避するため、開発資源をネットワーク制御の多重化へと振り向けた。その結果、僅かではあるが、日の当たる道も歩いた記憶がある。今思い出しても、サラリーマン人生の大きな岐路だったような気がする。他人から見て、つまらない事でも愚生にとっては大切な思い出だ。

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2016年12月12日 (月)

将棋の前に、倫理観に問題がある

27ryuou63   プロ棋士とコンピューター将棋ソフトが戦う電王戦への出場者を決める叡王戦決勝三番勝負で、佐藤天彦名人が優勝し、来春の電王戦に出場する。佐藤名人は準決勝で羽生善治3冠も破っての優勝だから、実力日本一といってもよいだろう。因みに、対戦相手のポナンザは今春の電王戦にも出場し、山崎隆之八段に2連勝した強豪ソフトだ。囲碁では、趙名誉名人がコンピューター囲碁ソフトに勝ち越したため、実力ナンバーワンの佐藤名人の対戦が注目される。ところで、日本将棋連盟が証拠もなく処罰した三浦九段のコンピューター将棋ソフト疑惑は、未だに全容が明らかになっていない。この問題は、渡辺竜王が三浦九段の処分を求めたのが発端だ。三浦九段に渡辺竜王が三連負した後、ソフトの指し手との一致率が90%を超えていたとか、不自然な離席が多いという理由で将棋連盟側に三浦九段の処分を求めてた。当初、渡辺竜王は文春や報道各社での「タイトルを剥奪されても、三浦九段とは指さない」「三浦九段の処分を求めた」という内容だった。しかし、最近は情報を週刊誌任せにしていた自分にも非がある。将棋ソフト指し手があったと断定はしていない。三浦九段から話を聞くことが目的で処分等は一切求めていないと変わってきている。愚生が思うに、だったら初めから拙速に発言するなと言いたい。これは三浦九段の疑惑が冤罪だった可能性が強くなったからだろう。問題の第29期竜王戦は挑戦者の丸山忠久九段が90手までで勝利し、トータルで3勝3敗となり勝負は最終局にもつれ込んだ。最終戦は12月21・22日に行われる。愚生が思うに、丸山九段が勝てば停職処分程度で何とか納められるが、渡辺竜王が勝つようなら将棋界からの永久追放も考えなくてはならない。また、公共の掲示板で根拠もなく一億パーセント三浦九段は黒と言い放った橋下八段は、一年間の停職処分は最低必要だろう。いずれにせよ、一番の問題は日本将棋連盟理事の面々が、非常識極まる将棋バカという集まりなことだ。少なくとも日本将棋連盟の会長の座は、日本プロ野球機構のように、検事総長や最高裁の裁判官などに依頼すべきではないか。愚生は今回の事件で、最近撮りだめNHK杯戦の録画も見る気はしなくなった。将棋が強い以前に、人として倫理観に問題がある連中に共感などできないことが原因だ。二度とこのような不祥事を起こさないで貰いたい。

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2016年12月11日 (日)

戦争に負けた弱いほうが悪い

7a7c4b7a2e76b44356334f3697760a3914a   今朝の産経新聞に、日米戦争どっちが悪いというコラムがあった。愚生は、歴史をひも解けば良い悪いなど議論しても意味はない。戦争に負けた弱いほうが悪いに決まっている。なぜなら、古今東西、歴史は勝者によって書かれるからだ。自由平等を掲げる米国そのもの自身は、彼らの略奪の歴史だ。本はと言えば、英国国教会と対立するキリスト教原理主義者や英国で食い詰めた人たちなどが移り住んだ。そして、白人だけの自由平等を掲げて1776年に米国は独立宣言した。米国は、インディアンから奪った土地を、神がイスラエルの民に与えると約束した地域カナン(申命記20章10~14節)になぞらえて正当化した。今では、米国ではインディアンを悪者扱いにした映画は上映禁止となっているため、ほとんどの西部劇は見ることは出来ない。そのせいか、その役割を担うのはドイツ人か日本人になる。それだけに限らず、メキシコからも、テキサス、ネバダ、ユタ、ニューメキシコ、カリフォルニアなど多くの土地を奪った。そして、ハワイ併合、カリブ海のプエルトリコ、太平洋のフィリピン、グアム島と続く。次に狙ったのは、支那大陸だったため利権を持つ日本に戦争を仕掛けた。この歴史を見れば、米国に理念などあるはずはない。愚生は、安倍総理大臣がハワイを訪れ、旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊する必要などないと考える。二度と戦争の惨禍を繰り返してはならないことは事実だ。そのためには、戦争が起こることを防ぐ必要はある。馬鹿な支那人にわからせるには、強大な軍事力で抑止するしかない。一方、米国の歴史から読み取れることは、彼らは信用できない、ならず者集団だということだ。米国の本性は、支那となんら変わらない。

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2016年12月10日 (土)

人に任せてもうかる商売はない。

2014e688b8e5bbbae381a6e8b2a9e5a3b2  一昨日発表があった積水ハウスの経常利益は、対前年度比17%増加と好決算だった。住宅メーカーは不振と聞いていたので耳を疑った。どうも、都内にある遊休地でのアパート建設で利益が増大したという。積水ハウスのようなハウスメーカーは、不動産を所有したうえでの収益事業は行っていない。建てることで利益を上げ、不動産を所有するリスクを建築主に押し付けている。アパート経営と言えば、毎月の返済・空き室対策・築年数の経過・賃料の交渉・周辺環境の変化など、いくつもの保有する不動産の変動要因が考えられる。例えば、ハウスメーカーは、30年借り上げ保障といった場合でも、賃料は原則2年毎の見直しで下落リスクがある。また、30年借り上げの場合、30年も借り上げるとは、30年間も管理会社を変えられないということだ。途中解約は多額の解約手数料(立退料)が発生することもある。その他、デメリットはいくつも見当たる。
・竣工後免責期間を設定しているので、その間の賃料収入は入らない。
・管理会社における大規模修繕工事の実施を契約条件に含むことから、バカ高い修繕費をハウスメーカーから要求される。
・空室保証であって家賃保証では無いので、契約期間中であっても入居状況により固定賃料が値下げされる場合もある。
 不動産とは読んで字のごとく、動かない資産だ。つまり、流動性がない資産ということだ。売買をしようにも、簡単に売れなく換金できない。取引が購入者と一対一となるため、買主が現れない限り、資産価値は限りなくゼロに近い。そして、固定資産税だけが重くのしかかる。これを解消するためにアパート経営などを行うのだろうが、新たなリスクを呼び込むことになる。深く考えなくとも、人に任せてもうかる商売などあるはずはない。上記の例でも、ハウスメーカーは、アパートを建設して儲け、それを借り上げて儲け、管理し・改修してさらに儲ける。遊休地の所有者を食い物にしているようにも思える。都内の一部を除けば、土地の値段など上がることはない。都心三区以外の土地なら、売却したお金を金融資産で保有する。そうでなければ、美味いものを食い、旅行でもして、自分の代で使ってしまった方が良い。金は天下のまわりもの。子供に甲斐性があれば、自分で儲けるはずだ。

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2016年12月 9日 (金)

中国人がモクズガニを爆買い

Dms1612081700010p1  新聞に、中国人が栃木のモクズガニ目当てに襲来し、爆買いしているとあった。栃木県北部にある那珂川は、関東随一の清流と呼ばれている。この川に住むモクズガニは、淡水域にすむ食用のカニで、上海ガニ(チュウゴクモクズガニ)と同属異種だ。中国で出回る上海ガニは、薬物汚染がひどいため味もそっくりなモクズガニを栃木まで買い付けに来る。中国では、偽上海ガニが問題となっていて、毒上海ガニも横行しているという。香港の食品衛生当局は、江蘇省の業者らが持ち込んだ上海ガニから、基準値を大幅に超えるダイオキシンを検出した。また、上海ガニを食べた直後に体調を崩し、病院で検査を受けたところ、横紋筋融解症と診断された。心筋障害・筋疾患を示す血中クレアチニンキナーゼの値は、基準値の180倍にも達していたという。さらに、上海ガニからカドミウムなどの重金属までもが検出される例が続出。そういう理由なのだろう。食の安全に厳しい栃木まで、上海ガニの代わりに、モクズカニを買い付けにくるようだ。ところで、栃木県といえば海なし県だ。栃木県人がよく食する魚と言えば、愚生の田舎(北陸)では、畑に捨てるか蒲鉾にしている鮫だ。魚屋の店頭では必ず鮫を売っているので驚かされる。安くて量があるのが重宝がられるのだろうか。海に隣接する県では、決して食べないゲテモノ魚だ。他にも栃木県には、「下野かれ」という名物料理がある。これは、紛らわしいが普通の「カレー」ではない。正月の残り物を拾ってきて、ごった煮する料理らしい。ごく簡単に言えば、大根のヘタと節分で余った大豆、食べ残した鮭の頭を煮込んだ粕汁だ。この「汁」であって「煮つけ」でもあるというものを、栃木県では「おかず」として食べるそうだ。北関東の食は、味に乏しいと言われるが、これが所以かもしれない。

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2016年12月 8日 (木)

ゴミにハエが集るように、鼠の周りの自民党員

Eduketyuu2  東京都議会の本会議で、小池百合子知事と自民党議員の応酬が新聞に載っていた。この中で、小池知事は、自民党から答弁調整を受けていなかったことを明かし、「その意味で、私、速記者ではありませんので全部書き取ることはできませんでしたが、今ご質問いただきましたことにつきましては、誠心誠意私の言葉でお答えをさせていただきとうございます」と述べていた。質問者の自民党議員は、「小池知事からは『なれ合いをやめたい』と『日本的な根回しもやめたい』ということで答弁調整は残念ながらできませんでした。」と言っている。そして、鬼の首を取ったかのように「知事は私の質問に対して19カ所の答弁をしていません。」と厳しい言葉で批判した。愚生はこのやり取りを聞いて、自民党議員の程度低さを改めて痛感した。議論というより、ただ、相手を困らせようという邪心しか見えない。本質的な何かを聞きたいなら、事前に相手が熟慮できるように通知しなければ健全な議論など行えない。こんなことは、小学生でも分かるだろう。税金で懐を温めながら、つまらない質問をするなと言いたい。こんな程度の悪い奴が、自民党議員だと思うと吐き気がした。復活予算要望枠の廃止にも、自民党議員は都民の代表としての議会軽視と言うが、こんな小学生以下の馬鹿を我々都民の代表だとは思っていない。つけ上がるのも、いい加減にしろと言いたい。そもそも知事が言うように47都道府県で、東京都のみがやっている政官財の癒着行為だ。質問の程度の低さには辟易させられる。さらに、小池知事が「大きな黒い頭の鼠がいっぱいいると分かった」と発言したことに関し、自民党議員は「このような発言は、公職に就く者として恥ずべき発言」という。電車の吊るしや週刊誌の見出しを見れば、自民党の誰が黒い鼠かが分かる。恥ずべきは、ゴミにハエが集るように鼠の周りに住み着く自民党ではないか。

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2016年12月 7日 (水)

投資とは目先のことに動じない胆力を持つこと

130565002979716331702_click11  今朝のニュースで、トランプ次期米大統領とニューヨークのトランプタワーでの会談で、ソフトバンクグループの孫正義社長は、500億ドル(約5兆7000億円)を米国のスタートアップ企業などに投資し、5万人の雇用を生みだすと報じられた。トランプ氏は、孫氏とともにトランプタワーのロビーに現れ、孫氏を「業界で最もすばらしい男の1人」とたたえた。孫氏と言えば、サウジアラビアの政府系ファンドと共同で10兆円規模の投資ファンドを設立したことを思い出す。愚生のような者が、意見をすることは世界の孫正義氏に不遜だとは思うが、年の功でご容赦願いたい。愚生はIT企業に従事していた関係で、コンピューター業界を黎明期から知っている。ソフトバンク孫正義の名前を初めて知ったのは、彼が有名になる前からだ。愚生は、高校時代の同級生と東京での同窓会で出会った。当時のソフトバンクは、少人数の会社だったようだ。友人は、大学卒業後、紆余曲折してソフトバンクに入社していた。彼の仕事は、コンピューター関連書籍を日本語訳にして出版することだった。うる覚えだが、彼の翻訳していた書籍は、組み込み機器向けRISC MPU関連だったと思う。愚生の職場でも、そのCPUを使って開発が行われていたが、効率の良い使い方が難しいとの評判だった。上から目線で、コンピューターの開発の経験もなくて、よく翻訳できるなと辛口コメントをしたことを覚えている。その彼は、うちの社長は自分より歳は若いが、迫力はすごいと話していた。その社長の名前が、孫正義氏だった。孫氏といえば、在日韓国人実業家の二男として佐賀県鳥栖市の朝鮮人集落に出生。父親が密造酒製造販売と消費者金融・パチンコ業で大成功したというから、うさん臭い家系だ。愚生の記憶では、孫氏が大儲けしたのは、Yahooへの出資、日本での携帯電話事業、中国企業のアリババへの投資だと思う。いずれ一つをとっても、孫氏の先見性の眼力は卓越している。投資とは、世の中の先を見通して、目先のことに動じない胆力を持つことだと納得させられる。そう思って尊敬はするが、胆力のない愚生は、過去にソフトバンク株に投資して儲かったことは記憶にない。

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2016年12月 6日 (火)

資産家女性、美容に費やす総額は年213万円

8a979_769_1d09c7ce2b7d857deaa2da614  12月15日から年賀状の受付が始まる。一年も終わりだと痛切に感じる。さらに、愚生の誕生日は12月のため、慌ただしい師走に歳を一つ重ねることになる。この歳になると、同年生まれより一年間も歳を若く言えることは嬉しい。女性なら、もっとその気持ちが強いだろう。愚生の顔には、この歳になってもほうれい線がない。これは、傑出したものがない愚生にとって、唯一誇れることだ。頭髪用にHG101を使っているせいかもしれないが確証はない。園芸用のHB101の効力はよく知っている。頭皮を畑の土にしたと思えば、納得がいくような気もする。そのせいもあってか、かみさんが必要もないと思うのに、愚性がまとめ買いしたHG101をくすねていく。かみさんは、毎月、他にも化粧品を多数買っているが、傍から見て特筆するような効果があったとは思えない。女性の美への願望は、お金には換算できないようだ。極めつけは、金融資産1億円以上の女性は、1年間で美容に費やすお金は、平均で213万428円だというから呆れる。そういえば、朴槿恵や崔順実、野村沙知代などを見れば、納得がいく気もする。本人には失礼だが、費用対効果が非常に乏しくても、自分のこととなると金額は構わないようだ。ところで、今回の韓国の不祥事を見れば、卑弥呼でもあるまいし、祈祷師が行政を行っていたようなものだった。朴槿恵が大統領に就任以来、口先だけの素人外交に振り回された理由がわかった。つくづく朝鮮半島には、近代国家が存在しないと思った。

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2016年12月 5日 (月)

不確実な世界では、NISA枠のメリットは少ない

3c676fce  今年も、株式口座の中に2017年のNISA(ニーサ)枠が表示された。年の瀬を感じる、今日この頃だ。NISAをどう使えばいいか、愚生も来年は真剣に考えてみよう。そう思って、頭の中を整理してみた。株や投資信託によって出来た利益には通常20%税金がかかる。しかし、NISAとよばれる制度を使って投資をすると、投資の利益にかかる税金が条件付きで0%となる。NISAの制度は、1年間に投資できる金額が120万円までで、SBI証券などの場合は国内株、ETF、REITなどの売買手数料は無料。運用期間終了後に、NISAを使ってロールオーバー(現時点で2023年まで可能)すれば、最大500万円まで長期にわたって非課税運用できる。しかし、良いことばかりではなく、購入した投資信託や株が値下がりするとNISAのデメリットもある。それは、NISAは損益通算の対象外となるからだ。通常、投資信託や株の取引で損失が出た場合には、ほかで出た利益と合算して税金を減らす。NISAでは,
損益通算が使えないため、大きな損失を防ぐためは早期に損切するしかない。要するに、NISAを使った投資とは、値上がり益・分配金・配当が出れば、利益に課税されないため普通より多くの利益が出るメリットがある。その一方で、損失が出ると損益通算ができずに税金を多く支払う可能性がある。
 このメリット・デメリットを考慮してどう使うか、また使わない方が良いのか考えてみる。確実に値上がりするならNISAを使えばよい。また、NISA枠でしか運用しない場合も同様だ。悩ましいのは、過去三年間の損益通算枠(確定申告が必須)で愚生のように損失枠を持っている場合だ。この場合は、NISA枠でないなら配当や売却益を確定申告して、支払った税金を取り戻せる。そのため、NISA枠のデメリットしかなくメリットはない。また、大きく含み損を抱えている場合は、年末近くにその商品を売却後に、同値段で買い戻せば、配当や他の売却益とも損益通算ができるため、NISAのメリットはない。こう考えると、確実に上がる株やRITE、ETFでしかNISAを購入するメリットはない。しかし、そんな確証できる投資商品などあるはずはない。もし、使うとすれば高配当株で、この先5年くらいは安定な業績で株価が低迷している企業株。今が底だと確信できる商品を、損切りしてNISA枠で買い戻せる商品だ。だが投資の世界に確実なものなど何一つない。政府がNISAを奨励して投資を増やそうというなら、損失が出た場合に損益通算を認めるべきだ。この欠陥を直さない限り、NISA枠でしか運用しない少額投資家にしかメリットはない。ただ、額に汗して稼いだお金を、少額と言えリスク商品の購入に充てるべきだろうか。愚生なら、止めたほうが良いと助言する。

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2016年12月 4日 (日)

過去の一点に返れば、当時と同様な共感

Ews2h36m  昨日は、新宿で大学時代の友人との忘年会があった。切り口が大学時代と今は老人ということなので、話の内容は40年前後を行き来する。昔の話はともかく、昨今の話しとなると退職後の過ごし方が多い。それぞれ、老後に自分のかかえた問題を持っているようだ。将来の生活設計や子供の心配など、ふだん身近に利害関係がある人に話しづらい内容も多い。ただ、昔の時空を伴にした仲間のため、気持ちもその時点に戻る。だから、四十歳以上も若返った気分だ。「赤信号、皆で渡れば怖くない。」という標語のように、まさに恥のかき捨てという感じではしゃいでいた。それぞれ歩んできた道は違っても、過去の一点に返れば、いくつ年を取っても当時と同様な共感が生まれる。不思議なものだ。ところで、愚生は事務局のため、不参加者の各人にもメールで事後報告をする。そうすると、Invalid recipientというメールアドレス・エラーがでることがある。不参加はともかく、メールアドレスの変更は自由だが、変えたなら変更通知くらい出して欲しい。しょうがないので、SMSで問い合わせたが未だに返事はない。それでも応答がないようなら、久しぶりに葉書か電話でもしようと思う。手がかかる奴だと思いながらも、久しぶりに連絡するのも楽しい気分だ。何時まで開催できるか分からないが、末永く続けるように努力をしよう。

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2016年12月 3日 (土)

昔を振り返って共感できる大学生時代

Maxresdefault_2  今日は、愚生が事務局をする大学時代のOB会だ。事務局と言うと、たいそうに聞こえるが、実態は学校の小遣いさんのようなものだ。連絡係とカメラマン、そしてホームページの更新を任されている。還暦過ぎたメンバーばかりだから、老人会の集まりのようなものだ。新宿での開催なので、愚生のような東京在住者は楽だ。遠路はるばる北関東からくる友人などは、早朝から大変だと同情する。こうして、歳を重ねても出席できると事に、感謝しなければならない。体調が悪かったりすれば、出席しようという気になれない。また、身内などに心配ごとを抱えていれば、その気にもなれない。若い頃に返って、当時を懐かしむ機会も、あと僅かだろう。そう思うと、近県にいながら不参加な友人に思いが及ぶ。とてもその気にはなれないという状況なのかもしれない。愚生の場合は、小さい頃を過ごした田舎に、これといった親交がある友人はいない。そのせもあってか、昔を振り返って共感できる一番古い時期が大学生時代だ。友人に出会って、いつも思うのは当時の時空にすぐに戻ることだ。親や教師の干渉から解き放たれた、人生の第一歩が大学での生活だった。愚生の場合は、遊学だったため、いっそうその印象が強い。楽しいひと時だ。しかし、歳を重ねて、いつまで会を続けられるだろうかと不安にもなる。そして、連絡がない友人には、何か出たくない理由があるのだろうかと詮索してしまう。そう思いにふけりながら、集合場所まで行く道のりも楽しい。今日も少し早めに行こう。

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2016年12月 2日 (金)

博打や投機と投資の違い

Onnatobakushi  東京外国為替市場で、円相場が1ドル=114円台後半まで急落した。トランプが次期大統領に決まってから、円は3週間で13円以上下落した。ドルが売られたことは、利益や損失を確定するための、既存のドル買いポジションの解消だ。そうでなければ、新規のドル売りポジションの形成になる。今回の円安は、FXを手掛ける個人投資家(ミセス・ワタナベ)によるドル買い急増があったという。大統領戦前は、トランプが勝てば円高、クリントンならば円安と言われていた。トランプ円安に対して、いずれは円高に戻ると踏んで、個人投資家は逆張りのドル売りで対抗した。ところが想定外の円安の長期化で、ドル売りポジションの解消(ドル買い円売り)を行った。つまり、個人投資家の損失確定のドル買い戻しを行なったことで、いっそうの円下落に拍車がかかった。こうなると、経済の動向とは関係なしに、ドル・円の需給だけの問題で為替が動く。実際11月30日には、ドル売りポジションの解消が進んだようで売り持ち高が縮小した。円安に対して、ドル売りで立ち向かった個人投資家は、誤算の連続で大損したようだ。今後のドル・円の為替動向は、投資家がいっそうの損失確定のドル買い戻しをするかにかかる。FXをやっていなければ関係はないとはいえ、為替が円安に動けばドル換算で割安となる輸出関連株が上昇する。その結果、日経平均の株価は上昇する。反対に、動きのいい輸出関連銘柄に乗ろうとする短期投資家に、資金需要のため売却される株もある。どうも為替も株も短期的な売買は、博打というか投機だ。為替同様に、株の売買も短期的には企業業績より需給に引っ張られる。そうはいっても、長期的には株価には、いずれ企業業績が反映される。野村総研の調査では4人に1人が「投資はギャンブル・博打である」と答えたという。ギャンブルとは、勝負事にお金を賭けて、勝者が一定割合の配分を受ける。ただし、その配分額は賭け金の総額のうち、場の運営料を取った後の金額だ。宝くじなど、主催者は52%も取る。確率論で考えると、賭けを続けていくうちに必ず損になる「マイナス・サム」だ。一方、株式や為替のFXなどは、誰かの利益が、ほぼ誰かの損失になる「ゼロ・サム」ゲームだ。これ行う投機家は、投機の対象とする資産の価値の増減などはどうでもよい。つまり、株や為替の短期売買は、もっぱら資産価格の変動のサヤを抜くのが目的だ。これに対して投資は「プラス・サム」(優良企業の場合)の経済行為で、企業の成長とともに、株式など資産の価値は増え、分け合う利益のパイも膨らんでいく。米国の著名投資家であるウォーレン・バフェット氏は、自ら経営するバークシャー・ハザウェイの株主に宛てた手紙の中で、投資の基本原則について、次のように述べている。「十分なリターンを得るために、何かの専門家である必要はない。それより重要なのは、自分の限界を認識することと、うまくいく合理的な方法を選択すること、そして物事をシンプルにとらえ、ホームランは狙わない、すぐに確実にもうけられるという話には即座にノーと言うことだ」と言っている。愚生はこれを、複雑な金融商品に投資したり、一発大もうけを狙ったりするな。投資ポジション枠をしっかり持って、その枠内で優良銘柄に長期投資することだと読み解いている。そして、癌で苦しんでいる人に、オプジーボを安く供給することは良いことだからと、小野薬品工業の株価下落の痛みを和らげている。

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2016年12月 1日 (木)

諦めるという悟り

F69c4fa39147632c7dda14cecd8fa267c21  この歳になると、人生を振り返る余裕ができてくる。衣食足りて礼節を知るというが、生活にそれほど余裕があるわけではない。そして、礼節を知るどころか、私欲がなくなるわけでもない。ただ、もう出来ない事を知り、諦めるということを学ぶ。いくら気が若いといっても、若者の健康美には勝てない。男だから、女性に比べればずいぶん得をしている気はする。しかし、この歳になって、ベッキーや滝クリを論じれば傍から見ても馬鹿げている。ずいぶん昔、昭和41年にヒットした槇みちるの「若いってすばらしい」という歌がある。この歌の作詞家は誰かと思えば、加藤和彦と再婚した「安井かずみ」だ。愚生には、この歌に詩われているような、将来に向かっての生き生きとした気持ちはもはやない。やはり、先に生きることより、下っている坂の向こうが気になる。坂の向こうに目を伏せ、ひたすら下を向いてほふく前進している友人もいる。いったい、いつまで生きるつもりなのかと言いたい。自分の過去を振り返れば、小さい時に重要だと思ったことで、とるに足らないことも多かった。民間企業に勤めたせいか、小・中・高より大学、そして入社してからの日々の努力の方が何倍も人生において重要な事がわかる。こう考えると、親の期待での詰め込み教育など、子供の将来を虫食んでいる気もする。自分が出来なかったことを、子供に託すほど無責任なことはない。あくまで、自分の希望は自分の努力で完結すべきだ。諦めるという悟りは、老いてから重要だとつくづく思う。

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