« 過去の一点に返れば、当時と同様な共感 | トップページ | 資産家女性、美容に費やす総額は年213万円 »

2016年12月 5日 (月)

不確実な世界では、NISA枠のメリットは少ない

3c676fce  今年も、株式口座の中に2017年のNISA(ニーサ)枠が表示された。年の瀬を感じる、今日この頃だ。NISAをどう使えばいいか、愚生も来年は真剣に考えてみよう。そう思って、頭の中を整理してみた。株や投資信託によって出来た利益には通常20%税金がかかる。しかし、NISAとよばれる制度を使って投資をすると、投資の利益にかかる税金が条件付きで0%となる。NISAの制度は、1年間に投資できる金額が120万円までで、SBI証券などの場合は国内株、ETF、REITなどの売買手数料は無料。運用期間終了後に、NISAを使ってロールオーバー(現時点で2023年まで可能)すれば、最大500万円まで長期にわたって非課税運用できる。しかし、良いことばかりではなく、購入した投資信託や株が値下がりするとNISAのデメリットもある。それは、NISAは損益通算の対象外となるからだ。通常、投資信託や株の取引で損失が出た場合には、ほかで出た利益と合算して税金を減らす。NISAでは,
損益通算が使えないため、大きな損失を防ぐためは早期に損切するしかない。要するに、NISAを使った投資とは、値上がり益・分配金・配当が出れば、利益に課税されないため普通より多くの利益が出るメリットがある。その一方で、損失が出ると損益通算ができずに税金を多く支払う可能性がある。
 このメリット・デメリットを考慮してどう使うか、また使わない方が良いのか考えてみる。確実に値上がりするならNISAを使えばよい。また、NISA枠でしか運用しない場合も同様だ。悩ましいのは、過去三年間の損益通算枠(確定申告が必須)で愚生のように損失枠を持っている場合だ。この場合は、NISA枠でないなら配当や売却益を確定申告して、支払った税金を取り戻せる。そのため、NISA枠のデメリットしかなくメリットはない。また、大きく含み損を抱えている場合は、年末近くにその商品を売却後に、同値段で買い戻せば、配当や他の売却益とも損益通算ができるため、NISAのメリットはない。こう考えると、確実に上がる株やRITE、ETFでしかNISAを購入するメリットはない。しかし、そんな確証できる投資商品などあるはずはない。もし、使うとすれば高配当株で、この先5年くらいは安定な業績で株価が低迷している企業株。今が底だと確信できる商品を、損切りしてNISA枠で買い戻せる商品だ。だが投資の世界に確実なものなど何一つない。政府がNISAを奨励して投資を増やそうというなら、損失が出た場合に損益通算を認めるべきだ。この欠陥を直さない限り、NISA枠でしか運用しない少額投資家にしかメリットはない。ただ、額に汗して稼いだお金を、少額と言えリスク商品の購入に充てるべきだろうか。愚生なら、止めたほうが良いと助言する。

|

« 過去の一点に返れば、当時と同様な共感 | トップページ | 資産家女性、美容に費やす総額は年213万円 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

株・為替」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2042190/68716060

この記事へのトラックバック一覧です: 不確実な世界では、NISA枠のメリットは少ない:

« 過去の一点に返れば、当時と同様な共感 | トップページ | 資産家女性、美容に費やす総額は年213万円 »