トランプの言動は人種差別思想が背景
大西洋単独無着陸飛行に成功したチャールズ・リンドバーグは開戦後、民間人技術顧問として南太平洋の前線に派遣された。そのときの米兵の振る舞いを著書「リンドバーグ第二次大戦日記」書き記した。「わが軍の将兵は日本軍の捕虜や投降者を射殺することしか念頭にない。日本人を動物以下に取り扱い、それらの行為が大方から大目に見られているのである。われわれは文明のために戦っているのだと主張されている。ところが南太平洋における戦争をこの目で見れば見るほど、われわれには文明人を主張せねばならぬ理由がいよいよ無くなるように思う」とした上で、米兵が日本兵の遺体から金歯を盗んだり、耳や鼻、さらには頭蓋骨をお土産として持ち帰った事実を紹介している。これは、第二次世界大戦の話しであるが、愚生が思うに、トランプ次期大統領の言動は人種差別思想が根強く残っている。今回、トランプが名指しで批判した、中国、メキシコ、日本は、全て有色人の国家だ。前世界大戦でも、白人国家のドイツに対しては、ナチスの政治体制とドイツ人は分けて考えられている。一方、日本に対して、ルーズベルトは「日本人は頭蓋骨の発達が白人より2000年遅れているから邪悪なのだ」と言い放つ。海軍提督ウィリアム・ハルゼーなども「日本人は雌猿どもと、慈悲深い皇帝によって中国から追放された極悪の罪人たちとの交尾による産物であった」と狂ったように叫ぶ。これは、産経新聞に載っていた「日米戦争どっちが悪い」の抜粋だ。その結果引き起こされた残虐行為の最たるものが、東京大空襲や広島、長崎への原爆投下などの非戦闘員の大量虐殺だ。当時の米国大統領と独ヒットラーといったい何が違うのか。絶滅させる相手が、ユダヤ人か日本人かの違いだけだ。今も愚かな米国民は、原爆投下によって終戦を早め、本土決戦で犠牲になるはずの米兵の命が救われたと信じる。トルーマンは、広島に原爆が投下されたとき、歴史上、最も大きな出来事だと喜んだと言うから、倫理観や道徳観はゴキブリ以下だ。一方、原爆投下を受けて、全米キリスト教会連邦協議会のサミュエル・カバート事務総長は、トルーマンに「多くのキリスト教徒が動揺している。それが無差別破壊だからだ」と電報を送った。しかし、トルーマンは「獣を相手にするとき、あなたはそれを獣として扱わなければならない。大変残念だが、それでも真実だ」と史実に残る暴言を吐く。戦後も、「後悔していない」「全く心が痛まない」と繰り返した。もし、地獄があればルーズベルトやトルーマンは、今も必ずそこに居るだろう。日本の歴史教育は、過去にあった事実を正しく教えることが重要だ。米国との価値観とのギャップを正しく認識することは、相手を理解するために非常に重要だ。愚生に言わせれば、当時の米国大統領など、全くのゴロツキ連中だ。確かに、最貧民が移り住んだ新大陸の住人は、欧州に対するコンプレックスが強かったのだろう。米国人の平均的な肌の色は、移民や混血で、毎年黒くなってきている。いずれは、南米レベルの色にまで染めあげられる。その時、ルーズベルトやトルーマンなどは、ヒットラーやスターリンと並び称される極悪非道の歴史犯罪人と記されるだろう。トランプも、生まれた時代が違うだけで、彼らと寸分違わない。日本人は過去の歴史を正しく学び、臥薪嘗胆で、将来に備えるべきだ。
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